パリではね、日本食作るんですか？
とか、どのくらい
日本食用の食材が手に入るんですか？
って質問をよく受けるんだ。

パリはね、日本人も多いし、
ありがたいことに
ある程度なんでも手に入るんだよ。
もちろん、手に入らないもの、
そして手に入っても
本場の美味しさと比べたら‥‥
というものも多いし、
もちろん値段は割高です。

でも、アジア食全体含め、
日本食を作れる食材が
なんでも手に入るのは、
パリならでは！

▲筑前煮、煮物、お味噌汁を作るような冷凍の具材や、
唐揚げや餃子などある程度の冷凍食品は何でも売っている。

▲納豆はいろいろな種類が冷凍で全て売られています。
ただやっぱり少し高い。少なくとも1つ1ユーロちょっとはするので、
安くて120円位。
でもパリで手に入るのはありがたいからいつも冷凍庫に入っています。

我が家は私が毎日和食でも嬉しい人。

▲フランスの冬は日本の鍋も食べたくなるので、
しゃぶしゃぶやすき焼き用の薄切り肉や、肉団子用のひき肉は必須！

そして主人は毎日洋食がいい人。
毎日パンと肉があれば幸せな人。

というわけで好みが別れるのですが、
それでも2日に1回は米を炊く一家なので、
アジアスーパーはかなりの頻度で
利用します。

▲日本の企業が外国向けに作っている商品もかなりたくさんあります。
調味料なども有名企業のものでも海外用に作られたものが多い。
日本のに比べてしまったらやっぱり味が落ちますが
海外で手に入るのはとってもありがたい。

日本食スーパー、中華スーパー、
韓国スーパー、
それ以外のアジア各国スーパー
と、パリのあちこちに色々あります。
住んでいる場所や通勤する職場によって
皆の行きつけのスーパーが大体決まります。

お米（日本米→とても高価、その他
日本米に近いイタリア米やカリフォルニア米）、
納豆に枝豆（冷凍だけどね）、
ありとあらゆる調味料やラーメンやお菓子、
カレールーや冷凍食品、
そしてやっぱりなんと言っても、
日本からは持って帰れない、生鮮食品。
野菜や肉。
なんでも揃います。

▲日本のお菓子もたくさん揃っていますがかなり割高なので
そんなにしょっちゅうは買えません。
一方日本ではお馴染みのお菓子の真似っこ？！(どっちが本家かは知りませんが)版の
外国版とかになると、かなり安い。

特にありがたいのが薄切り肉やひき肉だよ。
和食って、薄切り肉やひき肉を使うものが
すごく多いよね？！

フレンチは、分厚いステーキだとか、
煮込むとか、大きな塊肉を
オーブンで焼き上げるとか、
とにかく大きなお肉を使って作るものが
多いからね。

▲私が日々お世話になっているのは韓国系のスーパー。
ここにはひき肉や薄切り肉はもちろん、韓国系なので焼肉用のいろいろなお肉も売っています。

ひき肉は、牛肉ならスーパーにありますが、
豚肉のひき肉はなし。
お肉屋さんでは
豚のひき肉も売っているのですが
詰め物用に売られているので、
味がつけられているものも多く、
ナチュラルでも、
私たちのいつも使う豚のひき肉とは
なんだかちょっと違う。

自分が好きな部位を
ひき肉にしてもらうこともできますが、
けっこう割高になるため、
手っ取り早くいつものひき肉が手に入る
アジアスーパーが便利だったりします。

そして薄切り肉は、
まず基本的にフランスにはなし。
豚肉でたまに見かける薄切り肉も、
私たちにとっては
「かなり分厚い生姜焼きにはできるかなあ」
という、薄切りとは言えない薄切り肉。

あらゆる部位の薄切り肉が手に入る
アジアスーパーは、なくてはならない
ありがたい存在なのです。

だから数あるアジアスーパーの中でも、
肉を扱うお店が常に人がいっぱいの
人気店のような気がするよ。

パリは本当にとりあえず必要なものは
なんでも手に入るありがたい場所なので、
周辺諸国に駐在している人たちなどが
パリにくると、
大量の食料品を買って帰る、
なんていう話もよく聞くよ。

▲やっぱり割高ですが、日本のビールやお酒も売っています。

ちなみに、外国の商品になるので、
もちろん全てが割高。
例えば日本では納豆が３パック買える値段で
１パック買えないってくらいかな？！
納豆も豆腐も。
開けるたびにありがたや〜って言いながら
いただきます♪

※この連載を再編集し、
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