「川や湖での釣りに ライセンスが必要?!」
ボクの飼い主さまたちは、 海釣りをしたぞ〜!! って、 最近楽しかった釣りの話ばっかり。
先日、 福岡でのイベントが終わってからの 短い夏休み。 博多湾で釣りを楽しんで、 大漁の「太刀魚祭り」をしたんだって!
▲博多湾で釣った、大量の太刀魚!
釣りは、何時間もひたすら ぼ〜っと耐えて待つ と言うイメージがあって、 釣りにはまるっきり興味のなかった私。
一方、広島県出身の旦那さまは 小さな頃から川や海で釣りをする 釣り大好きっ子だったらしく、 唯一の「趣味」と言えるものが釣り。
フランスでも川や海を見るたびに、 「うわ〜釣りやりて〜。 絶対あそこ、釣れる。」 としょっちゅう口にするほど 釣り好きです。
本格的にフランスのあちこちで 釣りをしようなんて話ばっかりしている ボクのご主人様なんだけどね、 フランスの河川や湖で釣りをするには、 なんと、ライセンスが必要なんだよ!
▲フランスの海辺リゾートに行くと釣りをする人がいっぱい。
フランス全土で使えるもの、 県ごとの地域券のようなもの、 そして1年、1週間、1日 女性限定、18歳以下、12歳以下など いくつものカテゴリーがあって、 購入しなくてはいけないんだ。
魚の種類などによっても 細かくライセンスが変わったり、 パリで例えると、パリに隣接している ブローニュの森などのエリアを加えると いくらプラスなどと、 細かいオプション設定などがあるんだよ。
▲ブルターニュ地方の海で出会った釣りを楽しむ子供たち。
ライセンスなしで釣りをしていると 罰金があり、 罰金表を見てみると、 違反具合で値段が変わるようですが、 大体の項目が450ユーロ(約55,000円)と 書いてあったので、 ライセンスがないことが見つかったら けっこうな痛手ですね(泣)。
河川や湖での法律なので、 海ではライセンスは必要ありません。
さらに、釣りの解禁期と言うのが決まっていて 魚によっても期間が変わるので 細かくチェックをしなくてはいけません。
▲フランスのはじめての海釣りは 防波堤からの簡単な釣りでしたが、こんなにどんどん釣れた!
禁止されているのはルアーフィッシングという、 ニセモノの魚模型みたいのを使う釣り方で、 ミミズみたいな餌を使ったウキ釣りとかは 解禁期間以外も許されているんだって。
実は、セーヌ川やサンマルタン運河でも 楽しめるというフランスの釣り。 釣り好きだったら 観光目的のひとつにプラスしても とっても面白そうだけど、 ライセンスのことは要チェック!
ボクのファミリーも、 この夏「海釣り」の楽しさにはまって フランスでも本格的に 釣り活動を始めようかって 考えているみたいだよ。 「釣り部」活動が始まったら、 また報告するね。
※この連載を再編集し、 書き下ろしも入れて新潮文庫になりました。 こちらをぜひご覧ください!(2015年8月出版)
2020-07-28-TUE