「土砂降りは 『牛のおしっこ』?!」
ボンジュールみなさん。 今週はクリスマスの週だね。 フランスは先週末から学校も終わり クリスマス&年末年始 2週間のバカンスに突入しているよ。
ボクたち家族は去年と同じく クリスマススキーに来ているよ。 カトリックの行事で最も大切な クリスマスは家族や親戚と過ごす人が 多いので、クリスマスが終わるまでは スキー場もとても空いていて わりと静かな雪山を楽しんでいるよ。
▲今年のクリスマス&年末も雪山で過ごす我が家。 1日目は吹雪に迎えられました♪
「まりこはパリから悪いお天気を連れてきて 太陽を追いやってしまったのか?!」 なんて到着と同時に雪山で再会した人たちに 言われるほど、最初の2日は 吹雪だったスキー場ですが、 雨が多かったパリからやってきた バブーも息子も雪に大喜び。 雪の中を元気に走りまわって遊んでいます。
今年のパリの秋冬は、 なんだかいつも以上に雨が多く よっぽどの雨じゃないと 傘をささない人も多いフランス人ですら 折りたたみ傘を持ち歩く人が多かった印象です。
▲今年の秋冬は雨が本当に多かったパリ‥‥。 バブーのお散歩もタイミングを見計らうのが大変! ちょっと小降りになった時を狙って‥‥。
突然のバケツをひっくり返したような 土砂降りで道路が洪水のように なってしまったりということも何度もあったよ!
▲「牛のおしっこ」のような土砂降りも多かったパリ。 ちょっと降り出すと道路がこんなに洪水のようになってしまって 学校帰りに道路を渡れなくて困る日が何回かありました。
さて、そんな 「バケツをひっくり返したような」 土砂降りのこと、 フランス語ではいくつか表現があるのですが、 子どもたち大喜びで盛り上がるのが 『Il pleut comme vache qui pisse.』 (イル・プリュ・コム・バッシュ・キ・ピッス) =『牛のおしっこのような雨だ!』 という言い方です。
小さな子どもたちは、なにしろ 「おしっこ」とか「うんち」とか 大好きなお年頃があるのは もう多分全世界共通ですよね‥‥汗。 こういうことだけはすぐ覚えちゃいます。 まあ、インパクトがあるので 大人の私もすぐ覚えました(笑)。
▲土砂降りの日は「牛のおしっこ!」「牛のおしっこ!」と大喜びな子どもたち。 大雨も子どもにとっては楽しい?!
「牛のおしっこ」=「土砂降り」 どう? みなさんにはわかりやすい?!
他にも日本語と似ている表現の仕方 『II pleut à seaux.』 (seauxはバケツの複数形) 『Il pleut à verse.』 (verseは盆をひっくり返したような) なんて言い方とかがあるよ!
それではみなさん 素敵なクリスマスウィークを過ごしてね! ジョワイユー・ノエル!
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