にわとりのことをたくさん教えてくださった
西村さんは、
まさひろくん、よしとくんといっしょに
閉園間近の夕暮れの動物園を
飼育舎まで散歩しながら帰っていきました。
いま、鳥男は持ち前の魅力をふりまき、
保護されたときには予想もしなかったほどに
人気者になっています。
私はあんなふうににわとりが人になついている姿を
見たことがなくて驚いていたのですが、
天王寺動物園のまさひろくんとよしとくんも、
それぞれにずいぶんたのしそうに
人間にとけこんでいました。
友森さんも、
「鳥男だけがちょっと変なにわとりかと
思っていたけど、ほんとうは、
こういうふうに飼えば、
にわとりはみんなこうなるんじゃないかなと思う」
とおっしゃっていました。
鳥男が、いつか新しい家族に受け入れられて、
思う存分なつくといいなぁ、と思います。
友森さんによると、
「寂しがり屋だからお留守番が少なくて、
遊び相手がいるおうちがいいと思います」
とのこと。
姿もやることもおもしろいし、
きっと笑いの絶えないご家庭に
なるのではないでしょうか。
いま、犬や猫以外のうさぎや鳥なども
捨てられて保護されることが多くなってきています。
気軽に飼える動物こそ、あとあとのことを
充分考えておかなくてはならないのかもしれません。
うさぎは10年、にわとりは15年生きる。
そのあいだ、責任が持てるかどうかを
家族になる前に、しっかり計画する必要があります。
鳥男はいま、2歳以上、5歳以下。
若者だが子どもではないにわとりである、
ということがわかりました。
あと12年前後、
いっしょに生きる可能性が高いです。
南青山のTOBICHIで、
8月18日(金)から行うイベントに、
すこしのあいだだけ鳥男もやってきます。
家族に迎えられそうな方がいたら、
ぜひ会いにいらしてください。
以上で、
「どなたか、鳥男の寿命を教えてください。」
を終わります。
ありがとうございました!
(おしまい)