『トーベ・ヤンソンの世界旅行』
トーベとトゥーティ(トゥーリッキ・ピエティラ)は、
晩年自分たちで撮り続けた8ミリを使って
「映画を作る」という新しい遊びに没頭します。
旧友の娘で映画監督のカネルヴァ・セーデルストロムに声をかけ、
8ミリを再編集し、ノンフィクションからフィクションの
映画を作ることにします。
脚本はトーベ・ヤンソン。
最初の作品は8ミリを手に入れた日本から始まる世界旅行の作品。
7ヶ月に及ぶ旅の記録をカネルヴァが編集し、
それを20以上の歳を重ねたトーベとトゥーティが見ながら、
ああでもないこうでもないと自由気ままにおしゃべりし、
その声を映像に重ねていきます。
トーベとトゥーティがこの映画は3部作にしようと提案し、
のちにクルーヴハルでの島暮らし、
そしてヨーロッパ旅行についての映画を制作します。(森下)