2匹のねこがやってきて、去ってった。〜牛と海苔の思い出〜あれは4月のことだった。我が家に2匹のねこがやってきた。誰に飼われているのか、名前も、性別も、年齢もわからない。わかっていることは、同じ家で飼われていたっぽいということだけ。5か月間の共同生活の記録を、「文と写真:ゆーないと」でお届けします。
第2回

我が家にやってきた2匹のねこは、
あまりにくさいので、
ねこの先輩であり、
わたしが動物愛護の活動に興味を持つ
きっかけになった友人・美雨ちゃんに来てもらって、
洗った。
すごくきれいになって、ふっかふかになったので、
安心した。
2匹はもとから、
あまり緊張はしていないようだったけれど、
日に日に、リラックスしてきていた。

ひと晩いっしょに過ごしたら、
名前も、なんとなく決まってきた。

白黒のほうが、牛。
黒いほうが、海苔。

決まってはきたけれど、
牛は、口の周りに海苔がついているみたいだから、
反射的に
「海苔」
と呼んでしまうことがある。
口にするほうはまだ、慣れないけれど、
本人たちは、おもいのほかすぐ慣れたようだった。

▲牛と海苔。

▲おっとり、ちょっとにぶい牛。

▲やんちゃで元気がありあまってる海苔。

この2匹はどういう関係なんだろう?
牛がとにかく、しつこいほどに海苔の面倒を見ている。
母と娘? 母と息子? 似てないしなぁ。
性別も、よくわからない。
とにかく海苔は、だんだんうっとうしくなって、
ケンカ? じゃれあい?
ちょっと心配になるくらいだったけど、
本格的なケンカではないっぽいから、まあいいか。



(つづく)

2011-09-22-THU
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