2匹のねこがやってきて、去ってった。〜牛と海苔の思い出〜あれは4月のことだった。我が家に2匹のねこがやってきた。誰に飼われているのか、名前も、性別も、年齢もわからない。わかっていることは、同じ家で飼われていたっぽいということだけ。5か月間の共同生活の記録を、「文と写真:ゆーないと」でお届けします。
第15回

ねこというものは、
おもちゃをそれぞれに与えても、
それぞれで遊ぶようなことは、ほとんどないようだ。
もしかしたら、人間もそうかもしれない。
一緒に遊びたい。

ためしに、段ボールをもうひとつ置いてみた。
すると‥‥

▲海苔の顔を出してる穴は、
 自分でかじって開けた窓。


なんとそれぞれにおさまった。
これは、とってもめずらしいこと。

めずらしさもつかの間。

海苔の攻撃開始。
乗ったー!

▲牛、だいじょうぶか。

ものすごい勢いで、からみまくる海苔。

▲牛、だいじょうぶか。牛。


牛は大人(たぶん)なので、微動だにしない。
やっぱり、なにかを悟っているような、
ドシンとかまえている子だ。
海苔は、ほんとうにまだまだやんちゃなこども。

こういう真夜中の運動会が、
ほぼ毎日あるので、観客(わたし)も
いそがしい。

(つづく)

2011-10-05-WED
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