ほぼ日刊イトイ新聞
VOW のこと。2代目総本部長・古矢徹さんと、編集担当・藪下秀樹さんに訊く。

古屋徹(ふるや・とおる)

1958年12月23日、東京生まれ。
センターフィールド図書制作室代表取締役、
編集者/ライター。
1990年代、渡辺祐氏が辞めたのち
しばらく続いた宝島『VOW』総本部長不在時代、
ボードゲーム『VOW 現代下世話大全ゲーム』(タカラ)
の説明書のような冊子の中の『VOW』ネタに
コメントを付けたのをきっかけに、
2代目総本部長に就任。
幻の雑誌『草野球の友』(自由国民社)の
編集長だったときに、
大瀧詠一さんに
「これこそ、ワタシが求めていた野球の本です」
と褒められたことが人生唯一の自慢。
調子に乗って「インタビューを」とお願いしたら
「それとこれとは話が別。機会があったらね」
と優しく断られました(笑)。
長年にわたり浜田省吾ファンクラブ会報の
編集/インタビュアーも務めているが、
『VOW』をやっていることは今も本人には内緒です。

薮下秀樹(やぶした・ひでき)

1960年4月5日、大阪生まれ。宝島社勤務。編集者。
1990年代、
BEGINやJITTERIN'JINN、たまなどを輩出した
伝説的音楽番組「イカ天」の後続番組
「えび天」において
映像作品『春のめざめ』により「金監督」の称号を獲得。
同番組への最多出場記録を有する。
また、詩人・映像作家の楠かつのりが主催する
「詩のボクシング」で長くレフェリーを務める。
さらに、爆笑問題・田中さん本の出版に際し、
お笑いライブ「タイタンライブ」への出場を条件として出され、
出場したことがある。
同様にナンバー1ピン芸人決定戦「Rー1ぐらんぷり」にも
どういうわけか、出場経験を持つ。
「織田信長と豊臣秀吉のモノマネ」で臨んだが、
最前列の女子高生に気味悪がられ惨敗。
2008年にドラマ化され、
温水洋一さんが演じた
都築浩さんの小説『トンスラ』の主人公・ヤブは
この藪下秀樹さんがモデルである。
‥‥あ。本業の編集業務でももちろん大活躍中。
宝島社を代表する
伝説的にくだらない本『VOW』シリーズや
『さまぁ~ずの悲しいダジャレ』などをはじめ、
たくさんの書籍の編集を手がけている。
かように多方面で活躍中の名物編集者・薮下さん。
「キモカワ」なキャラでファン多数。

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