「嫌な予感」は、本物だった――。
ふだんは「女優」であるとは思えない、 大喜利向きのお笑いセンス。 手数の多いラヂヲ先生を上回る、手数。
思わぬ方向から繰り出される攻撃に対し、 押され気味のラヂヲ先生‥‥。
もちろん、「らしい」お答えで 1ポイントずつ取り返していくのだが、 どうしてもリードを奪えない。
そして‥‥。
いくどかお題がチェンジされ、 ラヂヲ先生に後がない「3ー1」の場面から、 大喜利史に残るであろう、 熾烈な「フリップの応酬」が始まったのである。
知らない人には分からない例えで申し訳ないが、 それはまるで かつてドン・フライと高山善廣が魅せたような、 互いのプライドをかけた 「ノーガードのどつき合い」であった――。
「毎朝、トイレに入ると 2時間は出てこないお父さん。 中で何をしている?」