「Why Camp?」を考えながら、
					キャンプに行ってきた。
					石川直樹、小杉敬、KIKI、こいしゆうか、
					そして、ほぼ日キャンプチーム
					With唐突描き下ろし
					和田ラヂヲのWHY CAMP?

どうしてキャンプをするんだろう?

ほぼ日がキャンプのプロジェクトをはじめるにあたり、
向き合った最初のテーマがそれでした。

キャンプって、なかなかたいへんです。
いろいろ準備をして、手間をかけて、
お金も時間もそれなりにつかって、
雨が降っただけで予定が変更になるような、
暑かったり寒かったりするような、
不安定な環境にテントを張って一夜を過ごす。
「Why Camp?」「なぜキャンプをするの?」

何人かの方にそう問いかけたところ、
「たしかになんでだろうねぇ」と苦笑しながら、
さまざまな理由を挙げてくださいました。

たとえば、忘れられない風景のこと、
たとえば、自分を取り戻す感覚のこと、
おしゃべりのこと、食事のこと、自由のこと、
写真のこと、道具のこと、家族のこと‥‥。
問いかけてみてわかったのですが、
焚き火を囲んだおしゃべりが続くように、
「Why Camp?」について
とりとめもなく考えていくことは、
なんだかとてもたのしいことでした。
そして、考えれば考えるほど、
またキャンプに行きたくなるから不思議です。

問いかけたあとで、問いかけた人たちと、
「Why Camp?」というテーマをゆるやかに抱えたまま、
私たちはキャンプに行くことにしました。
選んだのは長野県五光牧場オートキャンプ場。
写真家の石川直樹さん、モデルのKIKIさん、
ゼインアーツ代表の小杉敬さん、
キャンプコーディネーターのこいしゆうかさん。
そして、ほぼ日のキャンプチーム。
(ここに「自分たち」をしっかり混ぜることが、
このプロジェクトでは大事なことだと思います)

現地では、対談をふたつ収録しました。
まず、キャンプ場をはじめて体験した石川直樹さんと、
ご自分が製作したたくさんのキャンプギアを
ご持参くださった小杉敬さんの対談。
そして、ひさしぶりのキャンプ体験だと
おっしゃっていたKIKIさんと、
全国のキャンプ場で毎週のようにテントを張っている
こいしゆうかさんの対談。
もちろん、対談以外の時間にも、
たくさんのおしゃべりをしました。
そうかと思うと、それぞれに、
ふとひとりの時間を過ごしたり。
当日は天気もよく、風も穏やかで、
夜にはたくさんの星を見ることができました。
つまり、申し分のないキャンプになりました。
当日撮影した写真や動画も挿みながら、
みんなで行ったキャンプ様子を、
これからお伝えしていきますね。
あ、そうそう、それからもうひとつ。

「Why Camp?」というテーマが
キーワードとして妙に痛快だったので、
和田ラヂヲ先生に漫画を描いてもらいました。
思ったとおり最高です。
さっそく1本、お読みください。

それでは、つぎの更新をおたのしみに!
(つづきます)
2023-08-21(mon)