こんにちは、ほぼ日のスガノです。
LDKWARE POP-UP STORE & SITEで
あまりに方向性の違うおしゃれをして
座談会に臨んでしまい、
ごらんくださったみなさまに
「完全に浮いてる‥‥」という
ご心配をおかけしてしまった私です。
ええ、最近、気づいていました。
おしゃれすればするほど
どこに行っても浮きまくるのです。
もっとみなさんに、好感をもってもらえるようになりたい。
いや、好かれる好かれないとかじゃなく、
通常の路線から脱落している自分をなんとかしたい。
個人的には、仕事と子育てで毎日がめまぐるしく、
「これ、かわいい!」の感覚が
15年ほどフリーズしていることも
原因のひとつでしょう。
先日の座談会では、
みなさまにまじって
にこにこして話してはいるものの、ずっと
私とみなさんの、
何が違うのでしょうか?
きっとぜんぶです。
そこで、私はこのたび、
LDKWAREのポップアップストアとなるラカグで
いっしょに一日販売員をやることになった
「ほぼ日」の経理ヒグ(本名 樋口)を誘って
YAECA APARTMENT STOREに行くことにしました。
YAECAのお店は恵比寿や白金にもあります。
私はあの座談会後、ひそかにかなりショックで、
恵比寿のお店に直行しました。
そしてシャツを1枚買いまして、
この夏じゅう着ていました。
私は、今日ここに来た理由を
YAECAのスタッフのみなさんに
単刀直入に申し上げました。
実は、ラカグのポップアップストアで
3月6日(日)に樋口と菅野、
一日店員をすることになりました。
そこでLDKWAREを着るのですが、
YAECAというブランドについて
少しでもわかったうえで店頭に立とうと思い、
本日やってきました。
‥‥というのはたてまえで。
YAECAのみなさん
「たてまえで」
私、おしゃれになりたいんです。
「おしゃれに?」
はい。
独自路線はこりごりなんです。
「いや‥‥あの‥‥
その人らしさがファッションに出ているのは
すばらしいと思うので、
スガノさんはそのままでいいと思います」
いえ、でも‥‥(食い下がる)、
自分がちょっと嫌なんですよ。
嫌なのに、どうしていいかわからないんです。
まずは、ズバリお聞きします。
(息を吸う)
「服装だけで‥‥?」
つまり、痩せたり、性格を静かにしたり、
お化粧をなんとかしなくても。
「なるほど。
うん。わかりました。
服装で‥‥変わると思います」
なんと!
「毎日を送るなかで、
『自分は服装を特に気にしないし、
着るものなんて、まぁ、
何を着ててもいいんです』
という人はいます。
それはそれで、いいと思います。
でも、もしも、
自分が『こうありたい』というイメージが
あるとしたら、
その人間像に、服装で近づくことはできると思います。
例えば、大きいサイズの服は人を太らせる、って
よく言われますよね?
自分が『すてきだ』と思えるイメージの服を
身にまとうと、
自分が服に近づくように
どんどん変わっていけると思います」
じゃあ‥‥例えば雑誌を買って
いまはどんなのがすてきなんだろう? と
イメージを探すことも大事ですね。
「雑誌を参考にするのはすごくいいし‥‥もっと言えば
『買う』という行為そのものが、すでに
いいと思います」
買うのがいいんですか?
「はい。とてもいいと思います。
自分自身のことでもよく思うのですが、
結局、買ったものしか身にならないんですよ。
つまり、自分のお金で買った雑誌、買った服‥‥」
身銭を切って買ったものは
つまり、自分がそれだけ切実に欲している、
ということだもんなぁ。
「限りあるお金を、私はこの部分に使うんだ」
という意思表示でもあります。
そうでないとおしゃれが身につかないというご見解、
すごく納得がいきます。
では、YAECAの店内を見てまわることにしましょう。
とはいえ服はハードル高い気がするから‥‥、
ヒグ、まずはアクセサリーから見よう!
ヒグ
「はいぃ!」
‥‥と思ったら‥‥
なんだろう、この‥‥指輪?!
ヒグ
「せせせせ繊細すぎます。
私にはとうてい‥‥」
皮膚に埋もれてしまいそうですね。
このネックレスの上に自分の顔が来ると思うと‥‥。
ヒグ
「いやぁ、ニュアンスを
かき消してしまう気がします」
私たち、顔が濃ゆいのかなぁ(そんなことはない)。
「いちど試してみてください」と
スタッフの方がやさしく言ってくれる。
ちなみに、お値段も訊いたらすぐに教えてくれます。
「‥‥‥‥‥‥」
なかでもふたりが、
いちばん気持ちを動かされたのは
こちらのバングルでした。
シルバーのおおぶりな腕輪です。
YAECAスタッフの方
「このバングルは、YAECAの定番のような商品です」
YAECAファンみなさんの中では
とてもポピュラーで、
「YAECAらしいアクセサリー」の
ひとつなんだそうです。
これをつけたら、私たちもYAECAになれる‥‥?
あっ、スタッフの方が取り出しちゃったよ!
どうするどうする? トライするしかない?
ド緊張しています。まずは破壊しないか心配。
つけました。はぁぁなるほど、とってもすてきだ!
でも、私がつけると、
超合金ロボットみたいじゃない?
ロボ感出てない?
ヒグ
「そんなことないですよ。すてき‥‥!」
異常にうらやましそうに見るヒグ。
YAECAスタッフの方
「もしよろしかったら、ヒグチさんもぜひ」
ふぇぇぇ‥‥いいんですか?
「‥‥‥‥‥」
「‥‥‥‥‥‥」
「欲しいです」
欲しいですね。
欲しいです。
(パート2につづきます!)