薬味は、添え物じゃない、主役なんだ！
ツイッターやインスタグラムで
おいしいものにまつわるさまざまな情報を
つぎつぎに配信して、食いしん坊たちに
リスペクトされている編集者、
ツレヅレハナコさんの新しいレシピの連載です。
簡単で、おいしくて、新しくて、
あと、お酒がすすむ‥‥。
ああ、なんと実践的な連載でしょうか。
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長ねぎレシピ１
第７回
「長ねぎだけグラタン」
材料（2人分）
長ねぎ（白いところ） 1本
牛乳 1カップ
小麦粉 大さじ1
バター 15g
塩 少々
-
長ねぎは斜め薄切りにする。
-
フライパンにバターを入れて溶かし、
長ねぎを弱火でゆっくり炒める。
全体がとろりとしてきたら、
小麦粉をふりかけて粉っぽさがなくなるまで炒める。 -
牛乳を少しずつ加えて溶きのばし、
とろみがつくまで熱する。耐熱容器に入れ、
オーブントースターで表面に焼き目がつくまで焼く。
長ねぎの甘みが
じんわり溶け出す
シンプルグラタン
肌寒くなると食べたくなる、熱々とろとろのグラタン。
私は思いつくとすぐに作るのですが、
一般には「難しい」「めんどくさい」と
思われているメニューのような？
おそらく、その一番の理由はホワイトソース。
さらには、マカロニをゆでたり、
いろんな具材をそろえたり....。
お店のように完璧なものを作ろうと思えば、
確かにちょっと大変かもですねー。
私のおつまみグラタンは、はっきり言って超簡単。
まず、具は大量の長ねぎのみ（１本使います！）。
じっくり炒めることで、
長ねぎが甘みとうまみを増し、
ホワイトソース自体を超おいしくしてくれるのです。
もちろん、お好みで
鶏肉やマカロニを加えてもOKですが、
冬場の長ねぎはそれだけで主役を張れるポテンシャル。
ぜひ「長ねぎだけ」バージョンを
お試しいただきたいなあ。
問題のホワイトソースも、
絶対に失敗せず3分でできる作り方。
炒めた長ねぎに小麦を振り入れることで、
だまになるのを防ぎます。
ポイントは、粉っぽさがなくなるまで炒めること。
あとは牛乳でのばせば、とろーりおいしい
ホワイトソースのできあがりです。
ここまで来たら、耐熱容器に入れて
トースターで焼き目をつければできあがり。
上にピザ用チーズをのせてもいいし、
のせなくてもいい感じにこんがりします。
ぜひ秋の夜長の晩酌に、ハフハフしながらどうぞ！
2017-10-17-TUE
『ツレヅレハナコの
薬味づくしおつまみ帖』
（PHP研究所）
薬味をこよなく愛するツレヅレハナコさんが
薬味への（あとお酒への）情熱を
こってりと注ぎ込んだレシピ集です。
