新しい経験、感想、出合い、計画(8月16日)

・5月のゴールデンウィーク以来、
 しばらく会ってなかった友人に会いました。
 あらためて驚くのは、この3ヶ月ほどの間、
 おたがいに「特に変わりはないんだけどさ」とは、
 まったく言えなかったということ。
 
 ひと月かふた月ごとに会っては、
 長い時間話しあっていた友人だけれど、
 これまでは、ひとつの本をきっかけの会話だとか、
 やりはじめた仕事や、済んだばかり仕事のことだとか、
 「特に変わりはないんだけどさ」と言いながら、
 あれこれと質問しあったり、共感しあったりしてました。
 でも、ここ3ヶ月の間は「すごく変わりがあった」です。
 新しい経験、新しい感想、新しい出合い、新しい計画。
 たった3ヶ月で、こんなにあったんだと思いました。
 
・2010年までの時間に、退屈していたとは言いません。
 しかし、「変わりはない」と言いながら過ごしてた。
 でも、今年はそうはいかない。
 たぶん、まだまだ来年も、変わりまくるでしょうね。
 昔は、じぶんと時代との関係について、
 「時代と添い寝する」とか「時代に痴漢される決意」
 とかね、悪い冗談を言った覚えがあります。

 でも、いまは「時代に振り落とされないように」
 必死でしがみついて、どこかへ向っている感じです。
 物語のなかの龍のような動きです。
 右、左、上、下、どっちの方向に、
 どんな速度で進んでいくのか、見当もつきません。
 でも、身震いしつつ、うねりつつ、
 これまでにない激しい動きで、時代は進んでいます。
 
 龍の背中につかまって、さぁどっちに行こうかと、
 不敵に笑うくらいの図太さが、必要なんだろうなぁ。
 ぼくは、そういう豪快な人間ではないので、
 せめて、時代が動いてぼくらを乗せてくれることを
 おもしろがれるくらいの気持ちでいようと思います。
 去年より、いまのほうが、
 やれること、やらなくてはならないことは、
 ずっと多くなってるはずですものね。

今日も「ほぼ日」に来てくれて、ありがとうございます。

「今日のダーリン」より