満月と、『金のさんま』のこと(9月13日)

・月は、じぶんで光を発しているわけじゃないから、
 反射光ではあるんですけれど、
 それだって光にはちがいないわけだから、
 「月光浴」というのは、言葉遊びじゃなくて、
 それはそれとして、あり得るってことですよね。

 (と、ここまで書いて屋上に出かけたワタクシ)

 高いところに満月はありました。
 これくらい明るいと、たしかに月光浴はできる。
 そう思って、そのまま月と反対の足もとを見たら、
 くっきりとじぶんの影が出来ていました。
 月影‥‥ですか、マンガの登場人物の姓のような。
 こんなに、夜を明るくしていたのか、月は。
 
 今年は、なんだか月を見直しちゃった。

・気仙沼の『斉吉商店』さんが、
 新宿伊勢丹の地下に、今日まで出店しています。
 『金のさんま』は、午後になると売り切れてしまいます。
 たくさんつくることが、できないせいもありますし、
 お客さんが、いっぱい来てくれるからでもあります。
 でも、『海鮮丼』のパックもあるし、
 『金のさんま』は予約の注文も受け付けてますから、
 行ける人は、ぜひ、行ってみてください。
 斉藤和枝さんをはじめ『斉吉商店』の人たちの、
 みなぎる「元気」を分けてもらってください。
 そのパワーのおすそ分けは無料ですから。

 気仙沼のことばでどう言うのか聞き取れなかったけど、
 「ないもののことを言うより、あるものでやろう!」
 というような標語が、
 昔から『斉吉商店』にはあったそうです。
 だから、なにもかも無くしたところから、
 すばやく再スタートができたんですね。
 「ここまで揃っていたら、これさえあれば」は、
 後でだんだんと寄ってくるものなんだ、と。
 実際、スタートしたら次々に新しい出合いがあって、 
 必要なものが集まっているんだそうです。
 会うたびに、学ばされてます。

今日も「ほぼ日」に来てくれて、ありがとうございます。
さぁ、『スコップ団』の連載もはじまりました。ヨロシク。

「今日のダーリン」より