「ほぼ日気仙沼支社」を立ち上げます。(9月23日)

・また、この週末、気仙沼に行きます。
 こんどはいくつかの場所の下見です。
 「ほぼ日」の気仙沼支社をどこに置かせてもらうか、
 不動産屋さんとも会って、相談してきます。
 目的や目標を掲げて活動するというよりは、
 現地の人たちといっしょに、
 寄り道、遠道、曲がり道をくねくね歩きながら、
 やることを探していくという運営にしようと思います。

 気仙沼で「デザイン事務所」をやるんだ、ということは、
 ばくぜんと決めています。
 まずは、ご用聞きからスタートなのかな。
 目的に向って仕事を積み上げていくという方式じゃなく、
 やれることを探しながらという方法は、
 「ほぼ日」をスタートさせたときと、よく似ています。
 急がねばならない仕事もあると思いますが、
 ぼくらは成果をあせらずに、やるしかないでしょう。
 ネットの張り巡らされている時代ですから、
 きっと、そのべんりさもずいぶん助けになりそうです。
 
 いろんな人たちが、それぞれの現場で、
 別々の速度で、さまざまな仕事をやっています。
 「仕事の探し方」そのものも、仕事になるでしょう。
 条件がきれいに整ってないところから、
 なんでもやりはじめなきゃならないわけだから、
 学ばされることもいっぱいあると思います。
 「(被災地ならぬ)復興地という教室」とも言えます。
 いい意味で、ここをじょうずに利用することができれば、
 現地も、ぼくらも育つことができると思っています。
 けっこう、たのしみでもあります。
 どんな場所に、どういうオフィスができるだろう。
 寒くなる前に、やっておくことがいくつかありそうです。

・雑誌『旅』の11月号、創刊1000号記念の号で、
 いま現在の気仙沼を「観光」する旅が紹介されてます。
 地元の有志(気楽会観光案内課)が案内してくれて、
 営業を再開した店や人を訪ね、話をするツアーです。
 時の流れのなかで、何度も訪ねることになるような、
 「知り合う旅」のことが紹介されてます。
 いろんな動きが、あるものでしょう?

今日も「ほぼ日」に来てくれて、ありがとうございます。
暑さ寒さも彼岸まで‥‥毎年、ほんとだなぁと思うです。

「今日のダーリン」より