気がねなくちゃんと休んでおく(12月20日)

・「ほぼ日」の乗組員たちの
 このところの様子を見ていると、
 ちょっと疲れがたまってるかなぁという気がします。
 それでも、元気な人は元気なのですが、
 まぁ、疲れてるなぁと感じる時期かもしれません。
 ぼく自身のことでも、「疲れてるな」と軽く思うときと、
 「疲れたなぁ」とどさっと身体を横たえるときと、
 どっちもありますが、いまは、後者かもしれないな。
 
 震災の直後に、被災地の分も含めて、
 「いつもの130%働くぞ」と言ってやってきました。
 一年後に、「あいつらは焼け太りした」とかね、
 陰口を叩かれるようにしようと、冗談を言いました。
 いや、当てはなかったんですよ、実は。
 同じような仕事が続けられるかどうかも、
 わからなかったですからね。
 「バナナのたたき売りをやってでも、会社はつぶさない」
 そういうことも社内のミーティングで言ったし、
 よっぽどの覚悟を持ってないと、
 めげちゃって衰弱していくだろうと思ったんです。
 
 いつもより30%余計に仕事を考えて増やして、
 その分だけはしっかり働く‥‥そんな目安を持って、
 速足くらいの感じでやってきました。
 全力疾走ではないのですが、休憩は少なめでしたし、
 ちょっと筋肉痛がくるくらいの働き方でした。
 そして、2011年が終るなぁ、といういまの時期になって、
 「疲れたかも」と言いやすくなっているんでしょうね。
 しょうがないよ、よくやってきたよ、とも言えます。

 でも、今年で解決しました、なんてことは
 ほんとにもう何ひとつないわけで。
 引き続きがんばりましょう、ということになります。
 長続きするような働き方で、なおかつ、
 ちょっとずつでも確実に前に進めるような仕事‥‥
 そういうのを、もっと探して、実行していかないとね。
 震災後の「ほぼ日」には、今年も来年もありゃしない。
 だから、疲れたり、休めるときがあったら、
 気がねなくちゃんと休んでおくことだろうね。
 あちこちで、ぼくらの元気を待ってますからさ。
 
今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。

「今日のダーリン」より