原寸大の、『できることをしよう。』(12月22日)

・福島は、いわき市にある
 『スパリゾートハワイアンズ』で、これを書いています。
 陸前高田『八木澤商店』の河野さんと、その仲間たち、
 そして「ほぼ日」の何名かで、来ています。

 「福島」と、ひとまとめで言われることが多いのですが、
 浜通り、中通り、会津と3つの地方に別れていて、
 それぞれ山で仕切られ、距離もかなりあります。
 また、原発関係で被害のいちばん大きなところは、
 立ち入りができないために、
 岩手や宮城で被災した河野さんたちも、
 福島のどこに行ったらいいのか、
 なかなかよくわからないままだったそうです。

 ぼくらにも、そういう気持ちがあって、
 野球観戦という理由で郡山にやってきたり、
 永田さんが、夏の高校野球取材や、
 犬猫など動物たちの保護の手伝いで福島に入りましたが、
 もうちょっと「できること」が
 ありそうな気がしていたんですよね。
 で、広くみんなに「来てください」と
 手を振ってる場所があって、
 それが、楽しんでいいということが、とてもよくわかる  
 『スパリゾートハワイアンズ』でした。
 ここでは、「なにができるか」なんて考えなくてもいい。
 そして、そこに行き来する人たちが増えることで、
 福島の血行がよくなって、
 もっとのびのび動きやすくなるかもしれない
 ‥‥ひと月くらい前に、陸前高田で決めたんですよ。
 津波の被災地から、地震と原発被害の福島へ行くって。
 そういえば、河野さん
 「同じ東北、いっしょだぜっていうことを、
  言いたいんですよね」と、ずっと思ってたもんなぁ。
 
 ほんとに原寸大の、『できることをしよう。』です。
 それが「観光」で「フラガール応援」でした。
 なんだそれだけか、と思う人もいるかもしれませんが、
 いつも、ぼくらのやることは「できること」だけです。
 今回のこの「ご縁」が、どう育つかもわかりません。
 ただ、ま、いまはっきり言えることはあります。
 「フラガールたちは、笑顔であなたを待ってます」。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
「はじまり」を見つけられる人は、楽しさを見つけている。

「今日のダーリン」より