『セキュリテ被災地応援ファンド』(1月17日)

・昨日先行発売の音源付き単行本『吉本隆明が語る親鸞』
 用意していた特典付きの1000部は、完売しました。
 通常版は、まだまだ先行発売中ですので、
 どうぞ、よろしくお願いいたします。
 本としてゆっくり読むこともできますし、
 同じ内容をイヤホンを通して声で聴くこともできます。
 新潮文庫の『悪人正機』をお読みになった方や、
 親鸞さんに関心のあった方には、ぜひお薦めです。
 
『できることをしよう。ーぼくらが震災後に考えたこと』
 も、単行本として静かに人の手に渡ってくれてます。
 寄せられる感想がうれしくて、
 関わったみんなが真剣に読んでいます。
 そのなかで多かった感想のなかに、
 「なにかしたいと思っていたけれど、
  なにをすればいいのかわからなかった。
  でも、じぶんにも探せるような気がしてきた」
 というものが目立ちました。

 その思いは、ある意味では、ぼくら自身のものでした。
 「なにをすればいいのか、なにかしたい‥‥」
 ぼくらが知っているかぎりでは、
 「忘れないでほしい」「どうぞ、やって来てください」
 ということばは、現地の人たちから何度も聞きました。
 でも、それって「具体的」になりにくいんですよね。
 だから、「気仙沼のほぼ日」は、
 「ここに来てください」だとか、
 「こんな手伝いをお願いします」というようなことを、
 具体的に言えるようにしていきたいと思っています。

 これから、少しずつ企画を進めて、
 お願いしたり提案したりをしていくと思うのですが、
 いますぐできることがありました。
 『セキュリテ被災地応援ファンド』の活動の、
 もうひと押し、ふた押しを助けてもらえませんか。
 じぶんの「出資」した会社の行く末を見続ける。
 そのことで、忘れにくい応援ができますし、
 「知りあい」として東北の復興ぶりに視線を送れます。
 1口が10,000円からのカジュアルな出資で、
 「できることをしよう」が、具体的にできます。
 各企業に成り代わりまして、よろしくお願いします。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。

「今日のダーリン」より