「トタン屋根の豪邸」と
「ミニスカ・サンタ」(2月6日)


・気仙沼に来ています。
 いつ来ても、少しだけ前とちがう景色があります。
 新しい建物ができていたり、
 壊れていたはずの建物がきれいになっていたり、
 まるで、前に見ていた写真とのまちがい探しのようです。
 
 いつも寄らせていただく斉吉商店さんでも、
 本拠になっている「トタン屋根の豪邸」のとなりに、
 工場がつくられはじめていて、
 いまはコンクリートが流し込まれ、基礎工事です。
 社長が、この工事現場を語るときの顔ったらないです。
 先日『徹子の部屋』に出演した平野レミさんが、
 孫のかわいさを語るときと同じようなものです。
 ぼくも、つられるようにうれしくなっていました。
 基礎工事のコンクリート枠がうれしいなんて、
 なかなか思ったことないですけれど、
 今回は、ほんとにうれしいなぁと思っちゃいました。

・ちょっとナイスなしょうもない話。
 去年のクリスマスイヴの日に、
 ボランティアの学生さん(女性ね)が、
 寒いのに「ミニスカ・サンタ」の扮装をして、
 仮設住宅の慰問に向ったのだそうです。
 それがね、おじいさんたちにウケてウケて、
 ほんとニッコニコのデーレデレだったんだそうです。
 いや、ぼくにそれを伝えてくれて人の、
 とても主観的な感想かもしれませんけどね。
 でも、ぼくは、きっとほんとにウケたんだと思う。
 ぼくが、同じような立場のおじいさんだったら、
 きっとうれしくてしょうがないだろうと想像できる。
 「来年も来てくれるかなぁ」と思ってるだろうよ。
 おじいさん、ミニスカ・サンタさんに手紙書きなよ。
 「たいへんうれしゅうございました。また来てね」って。

・昨夜の「気仙沼のほぼ日」でのミーティングは、
 立場、年齢、職分‥‥など一切から自由で、
 とても清々しい時間になったと思います。
 ニットの三國万里子さんも、ずっと聴いててくれて、
 真剣に「気仙沼のいまと未来」を吸いこんでくれました。
 きっと、おもしろいことになると思いますよ。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。

「今日のダーリン」より