「放射能」についての考え・リンク集(9月27日)
・昨日の夜は、ツイッターで知った
「放射線について『知って・測って・伝える』ために」
という長いタイトルの連続講演会に行ってきました。
連続講演会の第三回で、初回と第二回は、
他の用事と重なっていて出席できませんでした。
講演は科学ライターの松永和紀さん、
その後、毎日新聞の斗ヶ沢秀俊さんの進行で、
早野龍五さん、田崎晴明さんとディスカッション。
国の行政に関わっている役所の方々が、
個人的に聴衆として参加しての「勉強会」
という目的もあるようでした。
斗ヶ沢秀俊さんとは、すでに面識があります。
『書きかけてやめた、福島のことを、もう一度』は、
斗ヶ沢さんの案内で福島に行ったときの話です。
早野龍五さんは初対面ですが、原発の事故以来、
ずっと科学者としての平熱をキープしながら
とても地道でめんどくさい仕事を続けておられる方で、
この方の、日々の淡々ととした「報告」と、「態度」を、
ぼくはじぶんのモノサシのようにしていました。
松永和紀さんは、食品の安全などに詳しい方で、
やさしい書き方の記事には、おおいに助けられています。
田崎晴明さんは、学習院大学の物理学の先生で、
『やっかいな放射線と
向き合って暮らしていくための基礎知識』という
まとめサイトをつくった方です。
さらに会場には、野尻美保子さん、菊池誠さんなど、
ボランティア的な立場から「放射線」に関する
科学的な知識や計測の「啓蒙」にがんばってきた方々も、
見えていたようです。
ぼくの、いま現在の「放射能」についての考えは、
ここにおられる方々の語ることに学ぶことが多いです。
人物の紹介だけで、文字数を増やしてしまいましたが、
このページを、『東日本大震災のこと。』の
増補リンク集として使ってもらえたらいいなと思います。
松永さんは<侮ることなく怖れすぎず>と言いましたが、
ぼくも、そうありたいと思って紹介しました。
今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
平熱で、事実を、静かに語る‥‥その態度に学びたいです。 |