破裂
NHK総合●土曜日午後10時
あやや
さぁ、つぎはどれにしましょうか。
いろいろあるんですが‥‥
また、ちっちゃい記事から拾っていいですか。
──
今季のドラマの特徴だね。
扱いの小さいドラマのほうが、気になる。
あやや
なんか、ぜんぜん
ドラマっぽくないタイトルなんですが、
『破裂』。NHK土曜10時。
荒井
た、たしかにすごいタイトルですね。
──
紹介文によると、
「老化した心臓を若返らせる夢の治療法をめぐり
エリート医師と天才官僚がバトル」だそうです。
ジャンルとしては、医療サスペンス。
森下
つまり、その、「破裂」っていうのは、
心臓のこと?
あやや
心臓のことでしょうね。
あの、これって、以前、この同じ枠でやってた
『64(ロクヨン)』が
すっごいおもしろかったじゃないですか。
あれと同じおもしろさがあるんじゃないかなと。
荒井
『64』は横山秀夫さんの小説が原作でしたけど、
この『破裂』も原作があるんですね。
これは久坂部羊さん。
あやや
へーーーー!
これで「くさかべ」って読むんですか。
森下
そこ?
──
そこ?
あやや
「くさかべでーす! 引っ越してきましたー!」
──
似てない。
あやや
ええと、話を戻すと、枠もいいし、
設定もおもしろそうだし、
原作も評判よさそうだし、期待できるな、と。
森下
あと、仲代達矢さんが出ますよ。
82歳だそうですよ。
あやや
そうなんです!
しかも、仲代達矢さんは、
「国民的名優」の役をやるんですよ。
つまり、名優が名優の役を!
これは観たほうがいいですよ。
ああ、なんだか、しゃべっているうちに、
自分で観たくなってきました。
自分のおすすめに、自分が説得されました!
──
ばか。
荒井
主演は椎名桔平さん。
滝藤賢一さんもメインキャストですね。
あやや
滝藤賢一さんは仲代達矢さん主宰の
「無名塾」の出身ですよね。
つまり、師弟? 共演? みたいな?
──
この、滝藤賢一さんて、よく見ますね。
ぼくは『半沢直樹』ではじめて知ったんですが。
あやや
そう、『半沢直樹』で一気に知名度が。
「半沢芸人」ならぬ、「半沢俳優」。
森下
は、「半沢俳優」‥‥。
──
そりゃちょっと失礼な言い方じゃないか。
あやや
いえ、もちろん、『半沢直樹』以前も
しっかりキャリアのある方ばかりなんですけど、
『半沢直樹』の大ヒットで
一般に知られるようになった方って多いんですよ。
代表的なのが、この滝藤賢一さんと、
片岡愛之助さん。
荒井
あと、緋田康人さんとか、石丸幹二さんも、
以前より、よく見かける気がします。
あやや
それから、俳優さんだけじゃなく、
池井戸潤さん原作のドラマも増えた。
その意味では「半沢作家」ですよ!
──
ていうか、池井戸潤さんが
「半沢作家」なのは当たり前だろう。
あやや
え? そうなの?
荒井
『半沢』の作家なんですから。
あやや
あれ? そうなの?
森下
え、そうなんですかね?
あやや
じゃあ、たとえば、森下さんでいうと、
『ごちそうさん』脚本家?
『JIN』脚本家?
『直虎』脚本家?
──
なにがなんだかわからんわい。
下町ロケット
TBS系●日曜日午後9時
あやや
じゃあ、その流れで、
池井戸潤さん原作のドラマを。
『下町ロケット』です。
森下
ああ、やっと大きい記事の
コーナーに行きましたね。
あやや
はい、ドーンと阿部ちゃん主演です。
森下
これ、原作おもしろいんですよ。
あやや
ドラマもおもしろいと思いますよー。
私ね、日曜日の9時に、こういう
「がんばってる日本の人」みたいなドラマ
大好きですよ。
荒井
たしかに枠との相性はよさそうですね。
森下
「日本、がんばれ!」みたいなね。
私もこれは
単なる「がんばれおじさん」の話を超えて、
かなりおもしろいんじゃないかなぁ
と思ってるんです。
あやや
ええと、脚本家は八津弘幸さん。
森下
『半沢直樹』の脚本家の方ですよ。
あやや
で、演出が福澤克雄さんで‥‥。
荒井
ああ、『半沢』チームだ。
森下
そうです、『半沢』チームです。
あやや
お!!(パチパチパチ)
おめでとうございます!
一同
(つられて拍手)
──
なんの拍手なんだか。
あやや
『半沢』と言えば眼力(めぢから)ですけど、
今回は、阿部ちゃんの眼力の演技が
期待できるんですかね。
最後に阿部ちゃんが「眼力!」みたいな。
荒井
そういう内容じゃないんじゃないですか。
──
うん。
あやや
そういうことじゃない? あ、そう?
じゃあ、あれだ、
なんだっけ、
あの、決めゼリフみたいな‥‥
「倍返し」だっけ?
──
もう忘れたの(笑)。
森下
うそー(笑)。
あやや
「倍返しだ!」。
荒井
「倍返しだっけ?」って(笑)。
──
いやぁ、ひどい。ひどすぎる。
もともとあやちゃんは
異常に記憶力があるくせに
肝心なところがスポーンと抜けてたりするんです。
いや、もう、この話は忘れましょう。
森下
ええと、だから、これは、
かなり手堅いというか、
ハズさないんじゃないかという気がしますね。
あやや
私もそう思う。
『半沢』チームで主演が阿部ちゃん、
たのしみですー。
──
阿部寛さんは、
この連ドラチェックの座談会では
いつも評判がいいですね。
あやや
あ、そうかもしれない。
荒井
ドラマは久しぶりじゃないですか?
森下
『ゴーイング マイ ホーム』以来かな、連ドラは。
ほら、ローマに行ってらしたから。
あやや
その印象が強いですよね。
映画『テルマエ・ロマエ』で、
お風呂に入ってらっしゃるイメージ。
荒井
あの役ができる日本人俳優は
なかなかいませんよね。
あやや
それにしても、
阿部ちゃんって、俳優さんとして、
ものすごくがんばってらっしゃるというか、
よくここまでの方になりましたよね。
だって、モデルさんですよ?
森下
「メンズノンノ」のカリスマモデルですからね。
ちなみに俳優デビューは
映画『はいからさんが通る』ですからね。
──
なんですか、その、スッと出てくる豆知識。
あやや
あと、その意味でいうと、
「メンズノンノ」の輩出力っていうか、
目利き力、すごくないですか?
古くは阿部寛さんですけど、
いまも、ちゃんと東出昌大くんとか出てるし、
最近だと、坂口健太郎くんとかもそう。
井浦新さんもメンノンでしょ?
もっと遡ると、織田裕二さんも。
森下
えっ、そうなんだ。
あやや
あと、反町さん、竹野内さん。
──
田辺誠一さん。
あやや
そう。
──
大沢たかおさん。
あやや
そう。
森下
おおー、すごいなぁ。
──
あと、マーク・パンサー。
荒井
え。
森下
ていうか‥‥。
あやや
永田さんの口から、なぜ!
そんなにどんどん
「メンズノンノ」のモデルの名前が!
──
いや、高校時代、読んでたから。
そのころって、その3人と、
あと松雪泰子さんがずっと出てて、
なんか、みんなテレビに出ていったから、
そういうものなのかと思ってた。
あやや
いや、それくらい、
「メンズノンノ」畑って、何気にすごいんですよ。
ある意味、ジャニーズとは違う軸の
俳優送り出しポンプですよ。
荒井
「ホットドッグ・プレス」とかはもうないですけど、
「メンズノンノ」は健在でしたっけ?
あやや
ぜんぜん売れてますよ。
あと、柳俊太郎くんって、
これから売り出す子もけっこう出てる。
その先駆けが阿部ちゃんって考えると、
なかなかすごいことですよ。
阿部さんの俳優としての成功がなかったら、
その道そのものがなかったかもしれない。
森下
阿部さんの演技のキャリアでいうと、
つかこうへいさんのところで、
『熱海殺人事件 モンテカルロイリュージョン』
を演ったのが、
本格的俳優になったきっかけと言われてて、
あの舞台で、すごい変わったんですよね。
あやや
あー、聞いたことあります。
それで変わったみたい。
──
阿部さん以外でいうと、どうでしょう。
森下
杉良太郎さんも出ますね。
あやや
このところ、
意外なドラマに出てらっしゃいますよね。
荒井
土屋太鳳さんが出ますね。
『まれ』が終わってすぐに
これに入った感じですかね。
あやや
たおちゃん。
たおちゃんって、
意外に小柄なんだよね。
森下
私たち、最初にたおちゃん見たときって、
『鈴木先生』だったじゃない。
あやや
そう!
森下
あのとき、
「すっごい美少女が出てきた!」
って思ったよね。
あやや
思った、思った!
だから、ちょっとキャラ変わりましたよね。
庶民的になったというか。
森下
変わったかもしれない。
『るろうに剣心』にも出てるんだけど、
土屋太鳳ちゃん、ふたりいるんじゃない?
というぐらいキャラがちがう。
あやや
私は『鈴木先生』のときの
たおちゃんが好きだなぁ。
荒井
まぁ、年齢とともに
変わってきたというのもあるんでしょうけど。
森下
髪型がけっこう大きいんじゃないかな。
あやや
そう。
土屋太鳳ちゃんは絶対ロングがいい!
森下
ロングのたおちゃんって、
すごくミステリアスな美少女
っていう感じになりますよね。
荒井
大人っぽかったですよね。
あやや
これは、もう、
事務所に投書じゃないですか。
──
やめなさい、その、昭和なアピール。
森下
「事務所に投書」(笑)。
あやや
私、しょっちゅう投書したくなるんです。
森下
コアなファンはもう投書してるかもね。
「絶対ロング!」って。
そのくらい美少女だったから。
荒井
いまももちろん魅力的ですが‥‥。
森下
ロングのほうがチャーミング!
あやや
今回、たおちゃんは阿部さんの高校生の娘役。
また、怒ったり、世話焼いたりするのかな、
『まれ』みたいに。
森下
「ことあるごとに反発する」
って書いてありますから、
そういう感じかもしれないですね。
あやや
『まれ』で、もうすでにそうだけど、
やばい、このままだと、土屋太鳳ちゃん、
「怒りながら世話を焼く役」が定着して、
美少女じゃなくて‥‥。
森下
お母さんに(笑)。
あやや
あっとういう間にお母さん役になっちゃう!
荒井
ははははは。
あやや
土屋太鳳ちゃん、
やっぱりロング! ロング!
投書しましょう!
──
投書、すな。
掟上今日子の備忘録
日本テレビ系●土曜日午後9時
あやや
つぎ、行きましょう。
『掟上今日子の備忘録』。
これもね、わたし的には、
若干、投書です。
荒井
「若干、投書です」(笑)。
──
おかしな活用をするんじゃない。
森下
投書したいのは、ガッキー?
あやや
はい、ガッキーに投書です。
ガッキー投書です。
──
おかしな名詞をつくるんじゃない。
あやや
みなさん、お集まりのみなさん!
──
うるさいよ。
あやや
みなさんは、
「NYLON」という雑誌をご存知ですか。
荒井
ファッション雑誌の?
あやや
そうです!
1ヵ月ぐらい前にね、
その表紙がガッキーだったんですけど、
んもぅぅぅ、めっっっちゃきれいで、
大人っぽくて、かっこよくて、
おおおー、ガッキー、
きれいになったー、と思ったんですよ!
──
そこまで言われるとさすがに見たくなるね。
ちょっと検索します‥‥よいしょ。
あ、
これ
ですね。
あやや
見てください、これこれこれ。
森下
ああー、ほんとだ。
あやや
どうですか、どうですか。
これ、これ、これ。
どう? どう? どう?
ほれ、ほれ、ほれ、ほれ。
──
うるさい。そしてウザい。
あやや
この写真を見て、
ガッキー、この方向で行くんだぁ、
すばらしいなぁ、って思ったんですよ。
もともと、かわいい感じだったけど、
大人っぽさが増して。
この感じで、新しい役もやったりするのかな、
つぎのドラマなんだろう、
たのしみだなぁと思ってたら‥‥。
森下
ルックス的には、こんな感じですよ、と。
荒井
はははは。「NYLON」と違う!
──
白髪というか銀髪のおかっぱ、
そして大きなメガネ。
あやや
『掟上今日子』の
このビジュアルを見て、びっくり!
いえ、もちろん、ドラマの設定ですから
それはそれでOKなんですが、
でも、あのオトナっぽい表紙のあとの
最初のアンサーがこれって‥‥。
投書ですよ、ガッキー‥‥。
森下
はははは。
あやや
ガッキー、ほんとにきれいですよ、いま。
顔が少女から大人になってて、
ほんーとに「いましかない新垣結衣」なんです。
荒井
そのきれいなガッキーは、映画に取ってあるとか、
そういうプロデュースもあるんじゃないですか。
で、ドラマはいろんな役をやる。
森下
そうそう、土曜日の9時ですから。
家族でたのしめる枠ですから。
荒井
『悪夢ちゃん』っぽい方向なのかな。
あやや
そうですねー。
もちろん、私が勝手にギャップに驚いただけで、
このマンガっぽいルックスも
かわいいっちゃかわいいんですよね。
まァ、なにやってもかわいいからなァ、
ガッキーってさ!
──
おっさんみたいなこと言ってるんじゃない。
荒井
これは、原作があるんですよね。
森下
そうですね。
いわゆるライトノベル。
あやや
ライトノベル。
中学生のとき、読みましたねー。
赤川次郎さんとかね。
森下
氷室冴子さんとかね。
あやや
もう、死ぬほど読みましたね。
森下
おもしろかったですよね。
あやや
おもしろかった、おもしろかった。
荒井
それにしても、すごい役名ですね。
あやや
掟上今日子(おきてがみ きょうこ)。
荒井
ほかの人物名もすごい。
隠館厄介(かくしだて やくすけ)、
幕間まくる(まくま まくる)。
──
原作を書いてらっしゃる西尾維新先生は
ほぼ日手帳をつかってくださっていて、
去年の「ほぼ日手帳ガイドブック」では
作品に登場するキャラクターが
もしも手帳をつかっていたら、
という企画でご協力いただいたんですよ。
あやや
そうそうそう。
森下
私、これは、ある程度行くと思いますね。
あやや
森下さん、土曜日の9時は、
じつはけっこう見る枠なんですよね。
森下
そうそう、子どもにつられて。
だからわりとクセのあるドラマも
観てるんですけど、
そのなかでも、この設定は魅力的。
「寝ると記憶がリセットされる忘却探偵」。
この、ありえない感じが気になります。
あやや
「1日で記憶がリセットされる」から、
1日で事件を解決するんですよね。
だから、基本は、一話完結。
これは観やすいから、観ちゃうなぁ、私。
森下
事件以外のことにも影響するから
おもしろそうですよね。
たとえば、恋愛感情が生じたとしても、
「この人はこの人が好きなんだけど‥‥」
みたいなことが、彼女にとっては、
毎回、リセットされてしまうわけでしょ。
あやや
え、そうなの?
荒井
たぶん、そうでしょう。
だから、彼女が好きになる場合は、
毎日好きになるってことですね。
森下
この、岡田将生くんが仲良くなっても、
翌日には「はじめまして」と言われてしまう。
この感じが、とても、おもしろせつなくて、
いいんじゃないかと。
あやや
ああ、なるほどー。
岡田将生さんって、
そういう役、似合いそうですよね。
このふたりは好感度が高いから‥‥。
森下
あっ、ていうか、よく考えたら、このふたり、
『リーガルハイ』じゃないですか!
荒井
あ、そうですね。
あやや
ああ、ほんとだ!
『リーガルハイ』だ!
森下
古美門せんせーい!
あやや
古美門せんせーい!
──
出ないから。『真田丸』だから。
森下
古美門せんせーい!
ふたりがこんなことしてますよー!
荒井
ははははは。
あやや
でも、まぁ、ここは、
ガッキーの新たな魅力に期待、ですね。
森下
あともうひとつ、
このドラマのプロデューサーの
松本京子さんという方が知り合いなんです。
あやや
あら。
森下
『イッテQ!』のプロデューサーを
やっていたんですよ。
でも、ご本人はずーっと
ドラマをやりたかったらしいんですね。
で、このたび、めでたく
ドラマを担当することになりました。
あやや
おおー(拍手)。
一同
(つられて拍手)
荒井
よかったですね。
森下
よかったです。
彼女はバイタリティの塊みたいなおねえちゃんで、
個人的にも応援しております。
『イッテQ!』にも、いっぱい
『JIN』のサントラ使ってくれたし。
あやや
えっ?
森下
『イッテQ!』で
しょっちゅう『JIN』の曲が流れるでしょ。
あやや
うん、流れる、流れる。
森下
あれは、彼女なりに
リスペクトを表現してくださってたそうで。
「ありがとう!」みたいな。
荒井
他局なのに。
あやや
他局なのに。
森下
他局なのに、ありがとうございます。
あやや
へぇー、そういう話が聞けてよかったです。
ドラマファンとしてはかなりうれしい。
コウノドリ
TBS系●金曜日午後10時
──
つぎ、行きましょう。
あやや
じゃあこれ。
私、原作読んでるんですけど、
『コウノドリ』。
森下
けっこう重厚な感じの話なんでしょ?
あやや
これはね、
少子化社会における、出産事情みたいな。
リアルで重いテーマなんですが、
原作はかなりおもしろいです。
森下
原作はマンガなんですね。
『ブラックジャックによろしく』とか、
そういう感じ?
あやや
ああ、そうですね。
あとは、『ヘルプマン!』とか、
そういう感じの社会派のマンガで、
不妊治療とか、そういう要素が
ストーリーの軸になってます。
森下
ふむふむ。
あやや
‥‥とか言って、私、
「原作すっごい読んでます」みたいな体で、
いま言っちゃったんですけど、
じつはまだ1巻しか読んでません。
──
えーー。
森下
ええー!
荒井
でも、すごく説得力はありましたよ。
全巻熟読してる雰囲気でした。
あやや
すみません、1巻を読んで、
「重いテーマなのに、がんばってらっしゃる!」
と思いました。
森下
全何巻あるんですか?
──
ええと、全部で11巻出てますね。
荒井
11巻のうちの1巻(笑)。
森下
はははは、まだ超序盤。
あやや
でも、おもしろかったですよ。
それは、ほんと。
だから、期待してます。
──
いや、べつに、いいんだけどね、
1巻だけしか読んでなくても。
あやや
ちなみに、
1巻だけしか読んでないのに僭越ですが、
コウノトリ先生を演る綾野剛くん、
髪型もマンガに合わせてます。
森下
あ、ほんとだ。それっぽい。
あやや
あと、注目は、
さっきもちらっと名前が出ましたが、
坂口健太郎くん!
映画『海街diary』『ヒロイン失格』とか出てて、
これからまちがいなく来ますよ、彼。
あややブレイク注意報発令です!
森下
へー、へー、注目しておこう。
荒井
あと、松岡茉優さんも出ますね。
『あまちゃん』に出てた人ですね。
あやや
GMTのリーダーだ。
いいですよね、けっこう好き。
森下
バラエティもやってますよね。
あやや
そう、けっこう器用というか、
なんでもこなすんですよね。
荒井
散歩の番組なんかもやってますよ。
毎週土曜にやってる
『正直女子さんぽ』という番組で
関根麻里さんや柳原可奈子さんと
一緒に散歩してるんですよ。
あやや
ええー、そうなんだ。
荒井
吉田羊さんの名前もあります。
こうして見ると、いい人がそろってますね。
森下
吉田羊さんは、いま、よく出てますね。
荒井
一般的なイメージでいうと、
出てきたのは『純と愛』からですかね。
あやや
吉田羊さんって、テレビで拝見していると、
なんというか、ドラマをつくってる
製作者側から愛されている人なんだろうなぁ、
というふうに感じるんです。
森下
世に出てくるのがちょっと遅かったから、
そういう意味でも応援されてるんですかね。
荒井
いそうで、
あんまりいないタイプでもありますよね。
この年令の、こういう感じの女優さん。
森下
『純と愛』で認知度が上がって、人気が出て、
『HERO』でかなりいい感じで。
あやや
逆にいうと、このあたりで、
ちょっと出ないくらいになったほうが
視聴者的にはいいかもしれない。
つまり、「この人、いいな」って
地味に応援しているつもりの人が
あんまりずっと出てると、
「あれ?」っていう感じになってしまうような。
森下
たしかに、ずっと出てますからね。
あやや的には、ちょっと余白が欲しい感じ?
あやや
そうそうそう、ここらで一息。
そういうのがうまくできた女優さんのほうが
のちのち、残るんですよね。
──
出たね、あやちゃんの女優「生き様」論。
荒井
ドラマとしては、どうなんですかね。
あやや
おもしろいと思いますよ。
でも、なんていうか、軽くはないでしょうね。
──
資料によれば、
「命が誕生する人たちの姿を
丁寧に描くヒューマンドラマ」。
あやや
ほんとにその通りだと思います。
森下
これはちゃんと観たいですね。
違う言い方をすると、
ちゃんと観ないといけない感じのドラマですね。
あやや
やっぱり、命が関わってくる話ですからね。
「コウノトリ」ですから。
タイトルは『コウノドリ』ですけど。
森下
赤ちゃんを運んでくる「コウノトリ」と
主人公の先生の「鴻鳥」という
名前をかけたタイトルなんですね‥‥
って、あれ? あれれ?
荒井
どうしました。
森下
この主人公の先生の名前が
てっきり「鴻鳥(コウノドリ)」
なんだろうと思っていたら、
「鴻鳥(コウノトリ)」なんですね。
「ド」じゃなくて「ト」。
荒井
え? あああ、ほんとだ。
つまり、タイトルが
『コウノドリ』である必要がない?
あやや
え? 「鴻鳥(コウノトリ)」なの?
「コウノドリ」じゃないんだ!
じゃあ、なぜ、タイトルが
『コウノドリ』なんですか?
森下
ねぇ? なんでなんだろう。
荒井
まさか誤植じゃないでしょうし‥‥。
──
うーーん‥‥
いま、ざっと検索してみましたが
わからないですね。
森下
わー、謎が深まってしまった。
子どもを運んでくると言われてる鳥が
「コウノトリ」で、
主人公の名前も「コウノトリ」なのに、
タイトルが『コウノドリ』。
荒井
なにか別の意味があるのかな。
──
マンガの1巻を読んだ人には
わかるんじゃない?
あやや
わたしですね!
‥‥1巻では、わかんなかったね。
あと、読んだのって、そうとう昔だから
忘れちゃってるかも。
一同
(笑)
監獄学園-プリズンスクール-
TBS系列●火曜日25時11分
MBS系列●日曜日24時50分
森下
マンガが原作でいうと、私、
『監獄学園-プリズンスクール-』って、
ちょっと気になってるけど。
あやや
どれどれ?
荒井
また、小さい記事に戻りましたね。
森下
いや、あの、タイトルからしても、
なんというか、
シリアスではないと思うんだけど。
あやや
どういう話なんですか。
森下
全寮制の女子高校に入学した男の子が、
女風呂を覗いた罪で監禁されるんだよ。
あやや
あははははは。
荒井
ふはははは。
森下
そして、脱出を試みる(笑)。
くだらないといえばくだらないんだろうけど、
ちょっとふつうじゃない感じで、
気になってるんです。
あやや
やばいやばい、やばいやばい。
森下
しかも原作のマンガが
こういうきれいめの画風ですよ。
この女の子たちを見てください。
そそりませんか、荒井先生。
このビジュアルの子たちに監禁されるっていう。
荒井
おもしろそうですよ。
若い男はとりあえず観ますよ。
森下
で、これね、
うちの娘がすごい興味を示してて‥‥。
あやや
はははははは、
出た、森下さんの娘さんの
意外にディープなドラマ趣味。
森下
『ドS刑事』とか大好きなんだよねー。
あやや
いい(笑)。小3ですよね?
森下
小3なんだけどね、たとえば『ドS刑事』で、
高い場所から落ちそうになって、
必死でつかまりながら「助けてくれ!」って
命乞いする場面があったの。
そこで、指をこう、
1本ずつ剥がしていくんだけど、
そこで、目をキラキラさせてて。
荒井
ははははは。
キラキラさせちゃいかん(笑)。
あやや
小3にしてSの要素が?
森下
ふだんはぜんぜんSじゃなくて、
ちょっと気弱なくらいなんだけど‥‥
じつはSっぽい欲望貯めてるのかなぁ。
あやや
いいじゃないですか。
そういうのは、貯めれば貯めるほど、
のちのなにかにつながりますよ。
森下
そうですね。
いつかいい方向に
爆発させていただきたいですね。
──
そして将来、ぜひ、おかしな脚本を。
あやや
そうそうそう(笑)。
(まだ続きますよー!)
2015-10-08-THU