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朝、オンネトーへ出発してからずっと 「いやじゃない程度」の 小雨が降り続いていましたが、 森から阿寒湖畔にもどる 車にもどったところで、 雨が激しくなってきました。
「もしも、朝からこの雨だったら 森歩きは中止でしたね。」 と、新井さん。
あああああああ! よかった!!!!
あ、でもこれじゃあ きのこ料理を野外での野望は? おじゃん?
バケツをひっくり返したような雨 とは言いますが、これこそまさに。 せっかくここまで来れたのに! と、お先真っ暗になりましたよ。 |
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湖畔での料理はむりかなー とあきらめかけていたら‥‥ なんじゃこりゃ? うそみたいに、さーーーーっと晴れた! 洗われたような青空が。 ああ‥‥なんていう順調な展開!
ちなみに2枚目の写真。 「あの矢印はなんだろう?」 とつぶやいたら、 車中ほぼ全員が知っていました。 雪が積もって道が見えなくなったときの 「ここまで道路ですよ」 のしるしなんですって。 なるほどねー! 知ってました?
常識だよ! |
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「阿寒ネーチャーセンター」へと 戻ってまいりました。 稜さんのお兄さん、安井岳さんが 笑顔で出迎えてくださいます。
ところで、 新井、安井、糸井。 3つの「井」がそろってますね。
「井」というカタチのものには、 きのこ汁の鍋が きちんとのっかりそうですね。 食べることで頭がいっぱいですね。
さっき休憩したときに食べた スコーンを作ってくださったのはこの方。 笑顔がまぶしいっす! |
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が大喜びで 撮ってっくださったものなんですけど、 これ、なに???
帽子? かぶっていい帽子? 傘?? お面? 何きのこ? 何だけ?
初めて見たーーーー! |
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こちらは、新井さんや 安井兄弟のおともだちで、 アイヌ料理屋「ポロンノ」のマスター、 郷右近好古さん。
われわれが森から戻ってきたのを 聞きつけて、 前日までに収穫していた まいたけをおすそ分けに きてくださいました。
おかえしといってはなんですが、 われわれの収穫である 「ホウキタケ」をどうぞ! という瞬間です。
こんなに大きなまいたけが 見つかったら さぞかし、舞うだろうなぁ。 |
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こっちで合ってるのかなぁと 不安になりつつ林の中を歩いていたら、 あ!見えてきました阿寒湖です!
そこには先に着いていた3人の姿が。 それぞれただ茫然と湖を眺めるばかり。
いままで雨の森の中を歩いていた 僕らにとってはものすごいギャップ! 阿寒湖、ひれぇー!
みんな長靴姿がすっかり なじみましたよねぇ。 なんか、ずいぶんかっこよく 写してもらっちゃって。 ヒュー! キャメラマン! |
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これはイトイさんが撮った1枚。
湖畔にはほとんど人がいなくて、 この景色がずっと貸し切りでした。 なんという贅沢。 |
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さあ、料理の準備をはじめましょう。
バーベキューを始める前とかに よく感じるんですけど、 「ぼちぼち始めますか」みたいな こういう時間独特のゆるさが 僕はすごく好きです。
そして稜さんはなぜか半袖。
僕らはカッパを二重に着るほど寒いのに・・。
さすが地元! |
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こちら、 ぼくらが狩ったきのこ コーナーでございます。
こうしてみると なかなか色とりどりで、 けっこういい感じなのでは?
ホウキタケという大物が とくにすばらしいですねー。 |
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採取してきた 「たべられるきのこ」は、 きのこ汁にすることにしました。
そのための下準備をします。
シロヤマイグチは、 茎の部分をとって、 傘の下の部分をはぎとります。
ホコリタケは、硬い外皮を はいでいきます。
そうそう、きのこ狩りというと みつけたきのこを全部採ってきて、 あとで新聞紙の上に広げて 食べられるものとそうでないものを 分類する、 というやり方だと思っていたのですが、 新井さんは、 「たべられるきのこを たべられる分量だけ」しか採りません。 |
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そして、きれいになったきのこは、 一回、水につけます。
通常かってきたきのこは、 味が落ちるということで 洗ったりはしないと 本には書かれていますが、 自然のなかで採取したきのこには 虫がいることが多くあるので、 いったん水につけて、 虫を追っ払ったほうがよい、 ということでした。
ここで私は気が付きました。 「虫は全部取りきれない」 ということを。 なので、考えないことにしました。 どうぜ、熱でやられているはずだし。 いや、考えないことにしたんです。
皮をはいだり、水につけたり、 自分たちが普段いかにきれいにされた きのこを買っているのかと 思い知らされた瞬間でしたねー。 虫のことは、そう、忘れましょう・・。
そうですよ。 小さい黒い点々の模様でしょ? |
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私たちが阿寒湖にくる前は、 きのこにとって悪天候がつづき、 つまり、すばらしい 秋晴れがつづいていたのだそうです。
新井さんたちは 「このままでは、たべられるきのこの量が 確保できないかもしれない。」 ということで、 あらかじめきのこを確保しておいて くれたのでした。
応援きのこたち。 この立派な、 「ハタケシメジ」と‥‥‥‥。 |
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ゆーないとさんが持っていた 巨大きのこの正体は、 なんとマツタケだったのでした。 もちろん、北海道で採れたもの。 こ、こんな国産マツタケみたことない!
新井さんたちが用意してくださった 「サプライズきのこ」。 ああー、びっくりしたあ!
「よ、きのこ界の、スター! 調子のんなよ(笑) そんな調子のってると食べちゃうよ」
ゆーないとさんが、実にうれしそうに スターをからかってました。 |
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こうして並べてみてみると、 「マッシュルームカット」 という髪型の名前が いかに適切かがよくわかります。 まるで3つのきのこが並んでいるよう。
ゴキゲンな社長は、熱唱中。 たしか吉幾三のナンバーでした。
かさが開いたマツタケは 香りがちょっと‥‥と聞きますが、 こんなに開いているこれも、 そうとう良い香りでしたよ!?
社長の吉幾三は「酒よ」です。 目に入ったものをはしから 「酒よ」の曲にのせて歌ってました。
友人に見せると、 わかりやすくうらやましがる 写真ですよね。これ。 まさかマツタケだなんてね。 あややさんには、首をしめられました。 ちのこ、でっけーーーー! |
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「大きめのマツタケは、 マツタケご飯にしましょう」 新井さんの発言に、全員が、 「おおーーー!」 「やんや、やんやー!」
ぱっくりと割って、 手で裂いていきます。 その裂き心地が、きもちいいー。 |
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マツタケを裂きながら 幸せにひたる3人。
「調子にのるなよ」と たしなめるように、 いいタイミングでカラスが鳴きます。 |
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鍋の中には、 ぼくらが狩った「素きのこ」と、 応援きのこのハタケシメジなどが すでに投入されています。 いままさに複雑な出汁が出ているはず。
ぐつぐつぐつ‥‥。 しばし待ちましょう。
そうなんです。 いろいろな種類すぎて 味がまじりあいすぎて、 複雑な味になってるんじゃないかと ちょっぴり心配でした。 ここでは、ね。 |
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鍋が煮えるまで、なにして遊ぶ? あ、そういえば、 さっきマイタケをわけてもらいましたよ。
マイタケ=舞茸。 名前の由来: 大きく育った子実体の姿が まるで人々が集まって群舞している ようであるからだという説と、 野生の子実体を発見した人々が その喜びのあまり 舞いあがったからという説がある。 (出典/Wikipedia)
というわけで、 さあ、ゆーないとよ、 思う存分舞うがいい! 東京から持ってきた「トリ」と、 その手ぬぐいを持って、 きのこの周りで舞うがいい!
わははははははは! 長い! 舞いが長い!
「面白いキノコ舞踊団」 ゲリラ・ソロ公演@阿寒湖畔。
見てください、この溌剌とした笑顔。 たまたま持ってた手ぬぐいを 新体操のヒラヒラみたいに動かして 舞うわ、舞うわ。
森の中で見た舞の完全版は こういうことだったんですねー。
(舞ってる間もぐつぐつ煮えるきのこ鍋。
明日はみんなで食べますよー。) |
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