|
|
|
|
021
みのしぃ/女性/45歳/札幌市 |
カレーは子供の頃から好きです。
それこそ三日三晩カレーでもいいぞ対決をしたら
勝てる自信があります。
両親共働きだった私は保育所通いでした。
救世軍のその保育所は金曜日は
お弁当箱に白いご飯だけ詰めて行けば
お昼は決まってカレー。
甘口のカレーを持ってきたご飯にかけてくれて、
福伸漬けも出されてたような気がします。
福伸漬けの記憶は曖昧で、
他の曜日に何をお昼に食べていたのか
記憶に無いのですが、
離婚して実家に戻った私は母が作る中辛のカレーを
冷めた白いご飯にかけて食べるのが好きです。
アツアツの炊き立てご飯ではなく、
冷めてしまったご飯にほどほどの熱さのカレーをかける。
カレーだって凝ったものではなく、
市販のルーを2種類混ぜて作る
豚肉とじゃがいもとにんじんと玉ねぎの。
夜勤で弁当にカレーを持って行っても
レンジであっためるのはカレーだけ。
結婚する前に作ったもので
一番に喜んでくれたのもカレーだったっけ‥‥。
カレーひとつでも、
次から次へと思い出が出てくる年になったんだなぁ‥‥。 |
|
|
お弁当に白いご飯だけ詰めて持っていけば
カレーをかけてくれる。
なんて素敵なカレー弁当!
ワクワクしますね。
その原体験がずっと頭の片隅に残っているから、
冷たいご飯に熱々のカレーがいいんでしょうね。
カレーはたいていの場合、夕食に食べますよね。
そうすると翌日の朝食に残りを食べることになる。
そのときに選択肢は3つあるんです。
(1)冷たいご飯に熱々のカレーをかけるパターン
(2)熱々のご飯に冷たいカレーをかけるパターン
(3)熱々のご飯に熱々のカレーをかけるパターン
さて、みなさんは、どれが好きなんでしょう?
「冷たいカレー」というのは、
過去にメーカーから
レトルト商品化されたことがありますね。
僕は、やっぱり(1)かなぁ。
あの“冷たい”と“熱い”が口の中で混在する感じが
たまんないんだよなぁ。 |
|
|
|
022
野々/女性/19歳 |
私は小さい頃、家のカレーは
どうして美味しくないんだろう、と思っていました。
お店で食べるカレーは美味しいのに、
家のカレーは変な味で、
私はいつもケチャップをぐるぐるかけたり
変な工夫をして、嫌々食べていました。
でも、急に家のカレーが美味しくなったんです。
きっかけは、私が
「カレーのじゃがいもが嫌いだから入れないで」
と言ったことでした。
私に言われた通りに母がじゃがいもを入れずに
作ったカレーがびっくりするくらい美味しくて!
あの変な味の正体はじゃがいもだったのか!
と衝撃を受けました。
それから私の好物はカレーです。
今では水野さんの『喝采! 家カレー』片手に、
家のカレーは私が監修しています。 |
|
カレーに入ってるじゃがいもについては、
意外と賛否両論あるんですよね。
じゃがいもが煮崩れてほろっとして、
でんぷん質が溶け出すから、
とろみが増し、ソースはざらっとする。
あれがたまんなく好きと言う人と、
あれが許せないと言う人がいるんですね。
僕は許せないとか嫌いというほどではないけれど、
なくてもいいかなぁと思います。
にんじんも同じ。
でもインドカレーに
じゃがいもが入ってるのは大好きなんです。
不思議なもんですね。
そんなわけで、僕のルウカレーのレシピ本には、
じゃがいもやにんじんの登場頻度が
低いような気がします‥‥。 |
|
|
|
023
ぴーちどーる/54歳/農業 |
ほとんど料理をしない主人が、
一度だけカレーを作ったときのこと。
CMをまねて、わざわざリンゴとハチミツを入れました。
「よ~し、もっと栄養をつけるからね」
調子にのって、ニンニクまで
すり入れてるではありませんか。
家族の不安は的中しました。
ひとくち食べたら、もうたくさん‥‥
「オレの作ったカレーをバカにするのか!」
でも、そう言う主人のカレーの量は、
なぜか少なかったです。 |
|
|
なぜかカレーを盛る量が少ない(笑)。
きっとご主人が一番へこんだんでしょうねぇ。
気持ちはすごくよくわかります。
自分が作ったカレーの味がイメージしていたものと
違っていたとき、たとえようのない挫折感に襲われます。
それがおいしくなかったら救いのない状態になりますが、
仮においしかったとしても僕は手放しに喜べない。
自分がカレーの味をコントロールできていないことに対して
ガッカリしてしまうんです。
りんごもはちみつもにんにくも、
おいしいカレーをつくるのには
すごく効果的な材料ですよ。
特に欧風カレーの場合は‥‥。
肝心なのはタイミングですね。
にんにくとりんごはすりおろして玉ねぎと一緒に炒めたい。
はちみつは煮込むときに加えるのがいい。
絶対においしいカレーになるはずなんだけどなぁ。 |
|
|
|
024
セロリ好き/女性/33歳 |
私の彼は、毎日カレーでもOK!
というくらいカレー大好き。
嫌いなものはセロリ。
「そういうことするとカレーにセロリ入れる!」
脅し文句に使います(笑) |
|
|
セロリをすりおろして、
玉ねぎと一緒にしっかり炒めてください。
そうしたら、彼に気がつかれずに
カレーにセロリを入れられます。
しかも、いつものカレーより確実においしくなります。
あ、でもダメか。
彼に気づかれなかったら脅し文句になりませんね‥‥。 |
|
|
|
025
ねずみっこ/女性/26歳 |
カレー‥‥味の思い出です。
4年とちょっと付き合って2ヶ月前に別れた彼が
私の定番料理、
カリフラワーのカレーピクルスが大好きでした。
毎年クリスマスには黄色のきれいなカリフラワーが、
チキンの彩りとして活躍してました。
カリフラワーがそろそろ出てくる季節。
大好きな味だけど、切ない思い出が加わっちゃいました。
ちなみに作り方は簡単。
茹でたカリフラワーを酢と
カレー粉・塩・コショウを混ぜたピクルス液に、どぼん!
カリフラワーはかために茹でて、
熱いうちに入れるのがポイント。 |
|
|
おいしそう!
大好きな味に切ない思い出。
複雑ですね。
カリフラワーには罪はないからなぁ‥‥。
もうすっかり春ですが、
また冬がやってきたら作ってください。
いろんな思い出をありがとうございました。
では、また次回。
みなさんの“カレーの思い出”をお待ちしています! |
|
2013-04-09-TUE |
|
|
|
|