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アンケート発表、いよいよ本編ですね。
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はい、本日からカレーの具体的な質問についての
みなさんの回答をご紹介していきます。
それではさっそく、いつものカレーの
「メインの具材」の人気順から。 |
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そっか、いちばんは「豚肉」。
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豚肉、鶏肉、牛肉、野菜と、
それぞれけっこういらっしゃったのですが、
いちばん使われていたのは「豚肉」でした。
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けっこういるかと思って選択肢に入れていたけど、
「羊肉」のかた、6名なんだね。
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使っているかたのコメントとしては
「しゃぶしゃぶ用肉でスープカレーを作ります」
「メインは生のラム肉です」
など、どれもおいしそうだったんですが、
いつも使うかたは少なかったみたいです。
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なんだかとくべつな日のカレーとか、
お店で食べるカレーとか、
そういったタイプのカレーなのかも
しれないですね。 |
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さて、そのまま、みなさんが教えてくださった、
「メインの具材」についての
いろんなコメントをご紹介します。
まずは豚肉派のみなさんがよく使っている
「肉の種類(部位・切り方)」について。
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たしかに、カレーに使う豚肉って、
どのお肉が人気なんだろう?
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コメント欄に書かれていたものを数えてみたところ、
いちばん人気は「バラ肉」でした。
脂身のしっかり入った豚の腹部分のお肉。 |
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●やはり豚ばらに限る。だしが出るため。
●豚バラブロックを圧力鍋でトロトロにします。
●豚ばら肉。疲れがとれます。
●豚バラをサッと炒めて、
甘みがたっぷり残った状態にします。
炒めたら一旦鍋から出して、仕上げに再投入します。
●お肉屋さんのおばちゃんに、
カレーのお肉は何がいいのか聞いたら
「豚バラが甘みがあって美味しいよ」
との答えだったので、
以来14年間、ずっと豚バラです。 |
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そっか、バラ肉なんだ。
豚バラのカレー、たしかに元気が出そう。
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脂が甘くておいしいんですよね。
そして豚バラの次によく登場していたのが、
「豚コマ(切り落とし)」。 |
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●豚こま。脂身と肉のバランスがいいので。
●豚コマ肉。よくカレーがからんでおいしい。
●豚コマ肉を使うことが多いです。理由は3つ。
「薄切りで小さい子でも食べやすい」
「安い」
「調理時間が短くても柔らかく美味しくできる」
●なぜだか分かりませんが、
主人が「カレーの肉はへろへろの豚肉」と言い張るので、
ほとんどそれ(豚のももかバラの切り落とし)です。 |
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わたし、実家のカレーが「豚コマ」だったので、
「おうちカレーの定番」というイメージがあります。
ほっとする家の味、というか。
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さっと火が入るし、いいですよね。
こんなコメントもありました。 |
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羽海野チカさんの『3月のライオン』というマンガで
「今日のカレーは豚コマですよー」という場面があり、
旦那さんがその台詞をよく言うので、豚コマです。
(実は、それ以前から豚コマでしたけど) |
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ああ。『3月のライオン』のカレーって、
本当においしそうなんだよね。
からあげと、温泉たまごのトッピングで。
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そうなんですか。読んでみよう。
つづいてよく名前があがっていたのが、
「豚ひき肉」。 |
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●薄切り肉の時もありますが、ひき肉が好評です。
細かく細かく炒めず、小さいかたまりぐらいの
サイズにするのがポイントです。
●こども(3歳、7歳)が食べやすいよう、ひき肉です。
●ひと匙ひと匙にお肉が入っているのが好きなので、
いつもひき肉を使ってます。
●キーマカレーにすることが多いので、だいたいひき肉。
●うちのカレーはお弁当用なので基本ドライカレー。
ということで、ひき肉メイン! |
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ひき肉のカレーってなんだか、
だしがすごくよく出るイメージがあります。
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そのほか、みなさんがあげてくださった
豚肉の種類としては、
部位と切り方が混ざりますが、
「肩ロース」「ロース」「ヒレ」「モモ」
「薄切り」「ブロック」「角切り」など。 |
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●ロース肉をブロックで購入し、分厚く切ってます。
●我が家のカレーはスピードお手軽メニューなので、
お肉は必ず薄切りです。
●カレー用やシチュー用ではなく、
ソテー用の豚肉を使います。
肩ロースがベストです。
●脂身のあるこま切れか、
ロース肉を粗みじん切りしたものを使ってます。
●豚肉のヒレブロックを使います。 |
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へえ~、定番の肉って、
ほんとに家ごとにいろいろなんだね。
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しかも、まだまだあります。 |
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●スペアリブを圧力鍋でとろとろになるまで煮込みます。
●うちではカレーに豚バラカルビと
スペアリブを入れます。
●「グーヤヌジー」という
豚のうで肉を使います。沖縄です。
●沖縄で「チマキ」と呼ばれる部位を使います。
豚のすね肉だと思います。
●赤身。薄めでかたいものが好ましい。
●豚軟骨肉(ソーキ)です。 |
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沖縄の人って、なんだか
「豚肉のプロフェッショナル」という感じがするね。
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ちょっと寄り道ですが、
ほかの設問からも「沖縄のカレー」というテーマで
コメントをピックアップしてみました。 |
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◎沖縄のカレー
●沖縄ではポークの缶詰は万能で、何にでも入れます。
野菜炒め、味噌汁、煮つけ、チャーハン、そしてカレー。
塩味がアクセントになって、いいんです。
●沖縄ではカレーによくピーマンを入れます。
とても美味しいのですが、県外では珍しいようです。
●うちでは沖縄そばをお湯に入れ、サッと油抜きし、
お皿に盛ってカレーをかけていただきます。
おじいちゃんの代からの家族の大好物
『カレーそば』です。
●子どもの頃、沖縄では台風になるとお店が閉まるので、
おうちにある材料で作れる「そーめんちゃんぷるー」や
「ひらやーちー」、そして「カレー」が定番でした。
今は台風でも買いものができて、外食だってできるけど、
台風になるとやっぱり「カレーだ!!」と思って、
よくカレーを作ります。 |
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わあ、おもしろいね。
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いろんな地域ごとのカレーの特徴も、
きちんと調べるとおもしろそうですよね。 |
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さて、次は鶏肉にいきます。
鶏肉派のみなさんのコメントで
よく書かれていたのが
「安くておいしいのが良い」
「よくだしが出る」という2点でした。
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言われてみるとたしかに
鶏肉のカレーって、だしがよく出そう。
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そしてカレーのときの肉として
よく名前があがっていたのは、
ダントツで「もも肉」。 |
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●もも肉を固まりでドスンと使います。
●もも肉がいちばんおいしい‥‥。
●鶏モモ肉(から揚げ用)を使います。
理由はジューシーで安いから!
●鶏もも肉がいちばんおいしく仕上がると思います。
皮をパリパリに焼いてから煮込みます。 |
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なんだか、コメントに安定感がある気がする。
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もも肉、間違いなくおいしいですからね。
そして鶏肉で次に人気だったのは
「手羽(手羽元、手羽先など)」。
3番目に多かったのは「むね肉」でした。
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そっか。むね肉より、
手羽を使う人のほうが多いんだ。
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「手羽」を使うかたのコメントをご紹介すると‥‥。 |
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●手羽先や手羽元を使い、圧力鍋で煮て、
骨から出る出汁を楽しみます。
●手羽元を骨から離してつかいます。
モモ肉よりもムチムチしてて美味しいです。
●鶏肉は手羽元が多いです。
なんとなく中村屋のカレーが本場だと思っているので、
それを真似ている気がします。
●多めの手羽中を軽く下ゆでして、
少なめの水とコンソメ1個と大量のたまねぎで
たまねぎが溶けるまで煮て、ルウとしめじを入れ、
好きなとろみになるまで煮れば出来上がりです。
煮すぎると手羽中の骨がルーに浮かんで
びっくりする見た目になりますが、美味しいです。 |
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手羽カレー、作りたくなっちゃうね。
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そして「むね肉」を使うかたのコメントは
こんな感じでした。 |
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●安くてたくさん使えるので、鶏むね肉率高し!
●硬いとかボソボソするとかであまり評判の良くない
鶏むね肉がいちばんのお気に入りです。
そのボソボソ感が好きなんです。
●次男がぽっちゃりなので、カロリー控えめにするために
お肉は鳥の胸肉、またはささみをを使います。
●最近は鶏むね肉をトロトロにほぐれるように
じっくり煮込むのが好きです。
肉はわざと切らずにフライパンでさっと焼き目をつけ、
炒め玉ねぎの入ったお鍋(ストウブ愛用中)に
どーんと入れて、チキンスープで煮込みます。
安くてヘルシーで、カレーがよくからんでおいしいです。 |
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値段も手頃だし、カロリーも低め。
むね肉のカレー、おいしく作れるようになりたいなあ。
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それなら「使う前に漬けておく」人の
コメントが参考になりそうですよ。
鶏肉を使うというかた、
肉を調理する前にいったん漬けておくという人が
ずいぶん多かったんです。 |
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●チキンはムネです!
パサパサしないの?と思われるでしょうが、
ニンニクと生姜と塩をすりこみ、
ブルーベリージャム入りのヨーグルト漬けに
しておきます(2、3日冷蔵庫で保存)。
これをカレーに入れると、しっとりして美味しいんだ~!
ちなみにこれ、チキンのトマト煮などにも使えるので、
わたしはムネ肉を買ってくると、
とりあえずヨーグルト漬けにしておく感じです。
●むね肉を、すりおろしたタマネギと蜂蜜に漬けて
柔らかくしてから焼き、それを切ってカレーを作ります。
●モモ肉を塩麹に漬け込んで、
時間をおいて軽く拭い取ったあと、
さらにカレー粉を軽く揉み込んでおいてから
炒めています。
●お肉は酒・みりんに
30分以上漬け込んでから鍋に入れます。
そうすることでお肉がふっくらします。 |
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へえ~!
ブルーベリージャム入りのヨーグルト漬け、
こんどやってみよう。
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また、そこまで数は多くなかったのですが、
「鶏ひき肉」や「ささみ」、
あと、焼き鳥屋さんなどでよく見かける
鶏の首の肉「せせり」なんかもありました。
あと珍しい部位でいえば、こんなのも。 |
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●げんこつ(鶏のひざの軟骨)
●砂ずり(砂ぎも)
●鶏肉ですが、丸1匹分の鶏ガラを使います。 |
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砂ずりって、どんな感じなんだろう。
柔らかくなるまで煮込むのかな?
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書いてくださったかたのコメントを読むと、
お金がなかった大学生のときに考案したカレーで、
「噛みごたえのある砂ずりとタマネギで作った
学生時代の思い出の味」だそうでした。
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そっか。砂ずりの噛みごたえで
満足感を高める感じなんだろうね。
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そして鶏肉を使っているかたは
作り方のコツを書いてくれた人が多かったので
さいごにそちらをご紹介しますね。 |
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●骨付き肉を入れるときは炊飯ジャーで煮込みます。
毎回ではありませんが、いろんな野菜を使った
「まるごとカレー」なるものを作るときも炊飯ジャー。
にんじん、タマネギ、ジャガイモ、エリンギ、お肉の塊。
野菜は皮をむくだけ、ほかは下ごしらえだけして、
切らずにまるごとお釜に入れて炊いています。
すこし水気多めのカレーに仕上げて、
ナイフとフォークでいただきます。豪華ですよ。
●鶏肉を使うときは、
カレーの鍋とは別の鍋にコップ一杯ほどの水を張り、
塩ひとつまみを肉に振って、10分ほど蒸します。
蒸した鶏肉は、ふっくら柔らかくジューシー!
鍋に残った水は美味しいチキンスープなので、
野菜などカレーの具材を炒め終わったところで
水を入れる代わりに加えます。
味に深みが出て、とっても美味しいです。
(学生時代に中華料理屋でバイトをしていたときに、
現地のコックの人から教わりました)
●カレーに限りませんが、
大きめに切った鶏もも肉を入れたスープなどを作るとき、
煮汁が沸騰する直前に
ぐっと火をしぼってゆっくり湧かすと、
お肉がふかふかの柔らかになるのでお気に入りです。 |
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へえー、ためになるなあ。
こんど家でやってみよう。
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というわけで、
ずいぶん長くなってしまいましたが、
「メインの具材」の「豚肉・鶏肉編」は、ここまで!
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いろいろあって、おもしろかった!
あれ、牛肉派のかたのコメントは?
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はい、もちろんご紹介しますよ。
ただ、今回は長くなりすぎてしまったので、
明日の「牛肉・そのほか編」でご紹介します。
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そっか、牛肉もたのしみだなー。
それにしても、こんなふうにいろんなおうちの
カレーの話を聞けるのって、本当にありがたいですね。
‥‥今夜はカレーにしようかな。
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今日作るならポークカレーかチキンカレーですね。
それでは、また明日! |
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(つづきます) |