怪・その25
「可愛がっていた部下」
これは私の祖父が、
かれこれもう40年以上前に体験した話です。
私の祖父は、
某企業の重役をしており、
多くの部下から慕われていたそうです。
あるとき、
祖父が可愛がっていた部下の一人から、
「体調が優れないので
今日は休ませていただきます。」
と連絡がありました。
そのときは風邪がはやっていて、
「ああ、あいつもか。」と思ったそうです。
しかし、
その部下だけはなかなか出勤してこず、
無断欠勤は2ヶ月程続き、
電話をしても通じませんでした。
みな、「何かあったのか。」と
心配し始めたそうです。
その矢先に、
その部下から、
「ご心配おかけしました、
申し訳ございません。
私の家に来ていただけませんか。」
と電話があり、
すぐに部下の家へ行ったそうです。
行くと、
鍵がかかっており、
そのアパートの管理人に鍵をあけてもらいました。
そこで祖父が見たものとは、
首を吊った状態の部下の遺体でした。
警察に通報をし、
調査をしてもらったところ、
死後1ヶ月は経過しているとのこと。
じゃあ、先程の電話は何であろうか。
そのとき祖父は、
怖さよりも、
部下を殺してしまった、
という思いの方が強かったそうです。
(Y)
「可愛がっていた部下」
これは私の祖父が、
かれこれもう40年以上前に体験した話です。
私の祖父は、
某企業の重役をしており、
多くの部下から慕われていたそうです。
あるとき、
祖父が可愛がっていた部下の一人から、
「体調が優れないので
今日は休ませていただきます。」
と連絡がありました。
そのときは風邪がはやっていて、
「ああ、あいつもか。」と思ったそうです。
しかし、
その部下だけはなかなか出勤してこず、
無断欠勤は2ヶ月程続き、
電話をしても通じませんでした。
みな、「何かあったのか。」と
心配し始めたそうです。
その矢先に、
その部下から、
「ご心配おかけしました、
申し訳ございません。
私の家に来ていただけませんか。」
と電話があり、
すぐに部下の家へ行ったそうです。
行くと、
鍵がかかっており、
そのアパートの管理人に鍵をあけてもらいました。
そこで祖父が見たものとは、
首を吊った状態の部下の遺体でした。
警察に通報をし、
調査をしてもらったところ、
死後1ヶ月は経過しているとのこと。
じゃあ、先程の電話は何であろうか。
そのとき祖父は、
怖さよりも、
部下を殺してしまった、
という思いの方が強かったそうです。
(Y)