怪・その40
「インターフォンの謎」


これは、我が家で起きた話です。
夕食を食べ終えて家族でテレビを見ていたら

ピンポーン

とインターフォンが鳴りました。

時間は22時をこえていたので
こんな時間に誰だろね? と話しながら
母親が玄関を開けると、誰もいません。

イタズラかなぁ? と言いながら戻ってくると
また、

ピンポーンピンポーン‥‥

母親が玄関へ走って行き、開けても、
やはり誰もいません。

自分も母親についていってみましたが、
人なんていませんでした。

玄関をあけたまま振り返り
気持ち悪いねと母親が言った瞬間


ピンポーンピンポーンピンポーン‥‥


扉はあいているのに、
イタズラする人なんて、
いませんでした。


スイッチ、切っておこうか。

と部屋の中にあるインターフォンの
機械に手を伸ばした瞬間‥‥



「これ‥‥‥‥

 そもそも電池、入れてないわ‥‥」


電池が入っておらず、
電源も入れてないインターフォンが
どうして鳴っていたのかは、
未だにわかりません。

(S)
この話、こわかった! ほかのひとにも読ませたい。
前の話にもどる もう、やめておく 次の話も読んでみる
2011-08-31-WED