黄金まるハガ大進撃!
ゴールデンウイークは読者を頼りにしろ!

<受賞作品発表!!>

こんにちは。ジャコメッティです。

みなさん、「痛っ!!」への投稿、
そしてノミネート作品への投票、
どうもありがとうございました。
質、量ともに恵まれたこのコーナー、
担当しててとても楽しかったです。

最終選考は、基本はみなさんからの投票で、
そして大賞はそのなかから、
独断で選ばせていただきました。
結果は、ぼくが「これかな」と思ってたのと
ほぼ一致してたので、自信をもって紹介いたします。

それじゃ、発表です!

栄えある大賞はこちら!


【大賞】
エントリーNo.3 トメさん

北海道出身の友達のお父さん。
ある日、山中で熊と出会ってしまった。
そして熊にグワッと手を振り下ろされ、
お父さんは耳から鼻辺りまで、
皮膚(もちろん肉付き)がベローッとはがれたそうだ。
しかし気丈なお父さんは頑張って逃げ出し、
ベローッとなった皮膚(くどいが肉付き)を
自分で元の位置に戻してタオルでマスクのように縛り、
とりあえず自宅へ。
血だらけのタオル見た家族が
「どうしたの!?」
「タオルを取ると大変なことになってるから
ここでは取れん。医者に行く」と言って
また車を運転して医者に飛び込んだ。
そしてタオルを取ると、またベローン!!
病院中「ぎゃーっ」。
それでも無事に縫ってもらい、
もともとすごく鼻の高い人だったので、
それが少し低くなったくらいで済んだらしいが、
完全に「ヤ」のつく人系の顔にはなったらしい。
しかし、この話聞いたら
普通は「痛ー!!」と絶叫するのに、
一緒に聞いた北海道出身のおじさんは一言、
「そりゃ、子熊だな」
つまり、大人の熊だったらお父さんは
一撃で死んでるはずだそうです。運がよかったってさ。
よ、よかったね、子熊で。



トメさん、大賞おめでとうございます!

「精神的な、と肉体的な痛さ両方兼ね備えてて素敵」
(ぐしゃろごす。さん)
「最後のおじさんの一言に、やっぱりシビレました」
(ユンさん)

まさにその通り、けっこう長いにも関わらず、
一気に読ませて、そのうえの最後のオチのあざやかさ。
いやあ、実に質の高い作品でした。
「これって笑っていいんですよね?」(糸井ゆり子さん)
いいんですよぉー。

つづいて優秀賞3作品を発表です!


【優秀賞】
エントリーNo.20 客はみんなおばさんだったさん

郷ひろみさんのライブの警備をした。
客が席を離れステージ前に殺到、無法地帯に。
僕はメガネを壊され、
仲間はTシャツをビリビリに破られた。
そしてクライマックス。
郷さんが「億千万!億千万!えきぞちーっ!」と
歌ったとこでしばらく引っ張り、
客が「ひろみーっ!」とステージに突進。
ステージ前担当で圧死しそうになった僕は思わず
「早くジャパンって言えよな!」と叫ぶ。
耳栓で気がつかなかったが、
そのとき会場はジャパン待ちで静まり返っていて、
すぐ後ろに郷さんがいたらしい。



客はみんなおばさんだったさん、
おめでとうございます!

この作品、とにかく笑った、という感想を
たくさんいただきました。

「他部門でノミネートされている私ですが
この作品には負けました」(フジヤマ マイコさん)
「・・あんたにゃ負けたよ」(加山雄三さん)

など、投稿ライバルたちも認める痛さの豪腕が光りました。
実話であるということもふくめ、すばらしい作品でしたね。


【優秀賞】
エントリーNo.16
 ばにちゃんさん

外国カルチャーショック痛、あります。

私は小学校からアメリカにおりますが、
中学生のときは髪も短く寒色系の服ばかり着ていたせいか、
アメリカ人によく「そこの坊や」なんて呼ばれていました。
極めつけは学校でトイレに行こうとしたときのこと。
ドアを開けようとした私の首をつかんだ上級生が一言、
「ヘイ、そこはガールズ用なのよ!」

この後、両親は教頭先生に呼ばれ、
どうしたら私を女の子らしくできるだろうか、と
3時間ほど話し合ったそうです。
で、まずはピアスなんかどうだろう、ということになり、
母は嫌がる私をジュエリーショップまで引きずって
耳に穴を開けさせました。
日本じゃ考えられない光景ですね。

今だに両耳にはオンナの証である穴が
しっかりと開いてます。



ばにちゃんさん、おめでとうございます!

実は、投票数で言えば、この作品が一番だったんです。
この可笑しさ、いや痛さ、
受け入れられるかなあと思ってたんだけど、
そんな心配、必要ありませんでしたね。
ご本人からは、
「ピアスの穴を開けてから10年後、
 突然金属アレルギーになり、
 パンパンに腫れた穴から膿がジュワ〜...痛いよう」

という、後日談までいただきました。
ううむ。どこまでも痛さと縁が切れない方なんすねえ。
身をもって体験した、貴重な外国カルチャーショック痛、
どうもありがとうございました。


【優秀賞】
エントリーNo.15 生恥さん

ある日うんこをしたら、もやしが原形をとどめて出てきた。
興味をもった私は、
そいつを固体の中から取り出そうと試みた。
そしたら案の定、うんこが手にくっついてしまった。
慌てた私はその指をぶんぶんふって、
うんこを振払おうとした。
そのとき!指を思いっきりカベにぶつけてしまった。
いたい!と思った瞬間、いつものくせで、
気付いたら指をしゃぶっていた。



生恥さん、おめでとうございます!

この作品には言うことは何もないでしょう。
感想も、
「どうしようも無いですナ」(ぴろりさん)
「なにはなくとも【15】です」(はーい!さん)

など、「選考の必要などない」と言わんばかりの、
確信に満ちたものが目立ちました。
インパクトの強い、印象に残る作品だってことですよね。

いやいや、4作品いずれも、堂々たる痛ばなしでした。
投票でもダントツの人気だった4つだけに、
内容のおもしろさ、話の運び、痛さのスケールなど、
どこをとってもレベルが高くて、
大賞をどれにするか、最後まで迷いました。ほんとに。

大賞のトメさんには、
HOBOPもしくはHOBOTの、
お好きな色、お好きなサイズを一着。

優秀賞のお三方には、
ジャコメッティ・チョイスによる、
痛みを癒すヒーリング・グッズを差し上げます。
詳細は未定ですが、お楽しみに!

ここまで読んでくださったみなさん、
ありがとうございました。
「痛っ!!」、楽しんでいただけましたか?
また機会があったら、みんなで盛り上がりましょうね!

2001-05-15-TUE

<ノミネート作品発表>

いやあ、大変でした。
【はは】をまともに数えたら、40近くあるんだもの。
しぼるのにホント苦労しました。
どれも捨てがたい味がありましたからねー。

では、「痛っ!!」部門ノミネートの発表です。
激戦を勝ち抜いてきた猛者どもの投稿、
じっくり味わってくださいね!

ノミネート作品のなかから、
大賞、そして優秀賞を決めるわけだけど、
みなさんのご意見も、ぜひ参考にさせてください。
「これが気に入ったぁ〜〜〜っ」っていう投稿の、
アタマについている番号を書いて、
お送りくださいませ。

ぜひぜひ、よろしくお願いしま〜す!

投票は終了いたしました。


1)●昼ね

小六の頃。好きな男の子の隣に席が決まった。
なんだかんだと気が合って、中でも歴史の授業中は
教科書に落書きし放題のパラダイスであった。
そんな状態なので
真面目には授業に取り組んでいなかった私。
ある時、何気なく疑問に思った事を好きな子に軽口。
「なんかさー、大和朝廷って
 マジ長生きじゃない?」

地声のでかい私、クラス爆笑、先生は怒るし。
好きな子はそれ以来ほとんど口きいてくれなくなった。
多感な小学生時代。


2)●へいちゃん

夜寝ていると、耳元に何かモゾモゾする気配がしたので、
手で払おうとしたら、
その瞬間なにか耳の中に入ってきたのです。
「蚊」でもはいったのかな?と思い、
蚊なら光をあてれば出てくると考え、
懐中電灯で耳の中に向けて光をあてたのです。
そのとたん耳の中(頭の中全体の感じ)で
「ガサガサ」とスゴイ音がして、激痛がはしりました。
耳の中の鼓膜になにかが突き当たり、
今にも破れるのではないかというように
鼓膜がグイグイ押され、
激痛で、のたうちまわりました。
病院で取ってもらってビックリ!
なんと1.5cmくらいのゴキブリでした。
良く見ると、ゴキブリの足には
釣りバリの返しみたいのがついているのですネ、
ゼッタイバックで出て来れません。
私のイタイイタイ話でした。


3)●トメ

北海道出身の友達のお父さん。
ある日、山中で熊と出会ってしまった。
そして熊にグワッと手を振り下ろされ、
お父さんは耳から鼻辺りまで、
皮膚(もちろん肉付き)がベローッとはがれたそうだ。
しかし気丈なお父さんは頑張って逃げ出し、
ベローッとなった皮膚(くどいが肉付き)を
自分で元の位置に戻してタオルでマスクのように縛り、
とりあえず自宅へ。
血だらけのタオル見た家族が
「どうしたの!?」
「タオルを取ると大変なことになってるから
ここでは取れん。医者に行く」と言って
また車を運転して医者に飛び込んだ。
そしてタオルを取ると、またベローン!!
病院中「ぎゃーっ」。
それでも無事に縫ってもらい、
もともとすごく鼻の高い人だったので、
それが少し低くなったくらいで済んだらしいが、
完全に「ヤ」のつく人系の顔にはなったらしい。
しかし、この話聞いたら
普通は「痛ー!!」と絶叫するのに、
一緒に聞いた北海道出身のおじさんは一言、
「そりゃ、子熊だな」
つまり、大人の熊だったらお父さんは
一撃で死んでるはずだそうです。運がよかったってさ。
よ、よかったね、子熊で。


4)●つちのこ

子どものころ。
庭に植えられたサボテンの上に座ってしまった。
おしりの割れ目を中心に
ぷつぷつが500個くらいできた。
いたっっっっっ!


5)●おかひろみ

16才のとき、はじめてできた彼氏と
お互いはじめてのHをしたとき、
違うっていってんのに、お尻の穴だった。


6)●ヤギダイ

私の知り合いで、定年退職後に
海外旅行に夫婦して行きまくってる方がおります。
その方のおうちに行くと、世界地図に○印が。
「ははぁ、これって夫婦で行った国ですか?」
「いや、これは
 そこで夫婦でナニした国や」

瞬間冷凍したわたしは、
その後、どうやって帰宅したか覚えていません。
(この投稿が、バレませんように)


7)●るるる

初めてHをしたとき
痛かったし、血も出た。
何より、天井の柄を見つめながら、
『一生、これって続く』
なんだか、そんな風に思った。
別れの辛さみたいなものもあって
感傷的だった。


8)●義経

昔、先生に「母さん」と呼んでしまいました。


9)●はる

総合病院の受付をしていた人のお話。
ある日患者さんが、
「これってどの科に行けばいいんですか?」
と手を差し出したそうです。
手の上にはなんとちぎれた耳が!
その人は、自宅から手に耳を持って病院まで来たそうです。
ちなみに耳がもげた時は、
整形外科だそうでございます。



10)●はじめ

目が覚めたら路上で、鎖骨が折れてた時。


11)●ゆう

小さい頃、なんでホッチキスがとまるのか不思議だった。
不思議だと思うたびに、自分の手をとめてみた。
何度も何度もとめてみた。
必ず泣きながら後悔するのにね。


12)●ねえさま

子供の頃、亀は甲羅を『着ている』と思ってた。
だから、田んぼのあぜ道で見つけた亀の甲羅を
友達みんなで『脱がせた』
甲羅の下は内臓だった。
着てないし、内臓だし、ビックリしてショックだった。


13)●ようこ

高校を卒業してすぐ入社した会社で、
仕事中、係長に向かって
「先生!」
と元気良く呼びかけてしまった私。
呼ばれた方もびっくりしてたけど、
呼んでしまった私も相当痛い思いをした。
なのに、その係長には
「ようこちゃんと話してると、
 宇宙人と話してるみたいだなあ。わっはっは」
とトドメの一発を食らわされました。
懲りない私は、その後も
「社食」を「学食」
「アフター5」を「放課後」と呼ぶなど
痛い発言オンパレードの時代を築きました。


14)●しろ

友達の親指の爪がふたごやまっぽくなってるのは
幼稚園の時、友達が
突然ナタを振り下ろしてきて
指がまっぷたつになったかららしい。


15)●生恥

ある日うんこをしたら、もやしが原形をとどめて出てきた。
興味をもった私は、
そいつを固体の中から取り出そうと試みた。
そしたら案の定、うんこが手にくっついてしまった。
慌てた私はその指をぶんぶんふって、
うんこを振払おうとした。
そのとき!指を思いっきりカベにぶつけてしまった。
いたい!と思った瞬間、いつものくせで、
気付いたら指をしゃぶっていた。


16)●ばにちゃん

外国カルチャーショック痛、あります。

私は小学校からアメリカにおりますが、
中学生のときは髪も短く寒色系の服ばかり着ていたせいか、
アメリカ人によく「そこの坊や」なんて呼ばれていました。
極めつけは学校でトイレに行こうとしたときのこと。
ドアを開けようとした私の首をつかんだ上級生が一言、
「ヘイ、そこはガールズ用なのよ!」

この後、両親は教頭先生に呼ばれ、
どうしたら私を女の子らしくできるだろうか、と
3時間ほど話し合ったそうです。
で、まずはピアスなんかどうだろう、ということになり、
母は嫌がる私をジュエリーショップまで引きずって
耳に穴を開けさせました。
日本じゃ考えられない光景ですね。

今だに両耳にはオンナの証である穴が
しっかりと開いてます。


17)●02

工業高校時代、僕ではないんですが機械科の生徒が
鋳造中に溶けた金属を手の上に落として
手にトンネルがあいていた。
その他には指を飛ばしたやつもいましたが
無事くっついたそうです。


18)●しおかるび

幼稚園の夏、体の大きかった私は、
2つ違いの兄とケンカをして、
力づくでサボテンの上に座らせた。
泣きながら親にピンセットで
一本一本トゲを抜いてもらっていた兄の姿が
目に焼き付いている。


19)●貯蓄貯金魚姫

庭で草むしりをしていた母、
振り向くと木の枝が目に入り痛いので眼科へ行くと、
白目に枝がささり傷ついたので縫う事に。
眼帯をはずして見せてもらったら、
白目に、縫った糸の結び目が
ブランと垂れ下がっていました・・・
白目って縫えるんですねぇ・・
痛い・・痛い・・


20)●客はみんなおばさんだった

郷ひろみさんのライブの警備をした。
客が席を離れステージ前に殺到、無法地帯に。
僕はメガネを壊され、
仲間はTシャツをビリビリに破られた。
そしてクライマックス。
郷さんが「億千万!億千万!えきぞちーっ!」と
歌ったとこでしばらく引っ張り、
客が「ひろみーっ!」とステージに突進。
ステージ前担当で圧死しそうになった僕は思わず
「早くジャパンって言えよな!」と叫ぶ。
耳栓で気がつかなかったが、
そのとき会場はジャパン待ちで静まり返っていて、
すぐ後ろに郷さんがいたらしい。


21)●はにわ

うちの息子、3歳の時に大腿骨を骨折して入院しました。
その時、子供は手術せずに牽引で治すということになって、
息子の足におもりをつけたんです。
その方法というのが、膝の少し上に
麻酔なしでドリルを使って穴を開けて、
横に貫通させる
んです。
そこに鉄の棒を通して、そこからロープと滑車を使って
おもりを吊るしていました。

その状態で1ヶ月、
骨が動いてまっすぐになるまでそのままでした。
まっすぐになってくっついてから、
またその棒を抜きました。
イタイでしょ〜。


22)●大沢親分

後輩の男の子に明るく言われた一言。
『何食べたら
 そうなっちゃうんですかー?』

2001-05-11-FRI

↓今までのコウシン

いままでの「痛っ!!」 その1

いままでの「痛っ!!」 その2

こちらは、投稿を募集していたときの文章です。
現在は、投稿の募集は終了して、
「投票」をおねがいしております。





いてっ、ててててて。ジャコメッティっす。いてて。

このコーナーのお題は、

「痛っ!!」

シンプルですね。

とんでもないことで、とんでもない激痛に見舞われた、
っていう「カラダの痛み」はもちろん、
・ついはりきりすぎて、こんな、
 いたあいいたあい失敗をやってしまった。
・あいたたた、つい言っちゃったひとことで、
 こんな気まずい、恥ずかしいことになっちゃった。
・イッタぁ〜、それはイタいでしょやばいでしょ。
 私が知ってるあの人のイターイところ。
・そんなにぼくの、あたしのこと、
 嫌わなくったっていいじゃない!という痛さ。
 心の古傷がうずく、いたぁ〜い告白。
こういう「ココロの痛み」までひっくるめて、
「痛い」エピソードなら、なんでもOK。

たとえばですね。

あたしの叔父さん、ロッククライミングの途中、
すべって、下に落ちちゃったんです。
で、落ちる途中にあった、岩から突き出ていた木の枝に、
鼻の穴を刺し貫かれちゃったんです。
それで引っかかって助かったんだけど、
木の枝に鼻でぶらさがってるとこを
想像してみてくださいよ〜。うう、ぶるぶる。
(編集部あやや)

くっ、ぐはあ、たまらん。痛すぎます。
でも、ここではこういう話を募集しているのです。
課長の言った『痛いひと言』だとか、
空気や精神や感情の痛みも、当然望んでます。

さっ、みなさん。
読めば痛みがうつるようなお話、ぜひ聞かせてください。
ジャコメッティ・チョイスによる、
ステキなプレゼントも用意しておりますよ。

最優秀賞:HOBOPもしくはHOBOT(1名様)
優秀賞 :これ、まだ決めてないの。
     連休中にいいもの、探しますね。(3名様)

みなさんの苦痛に満ちた投稿、お待ちしております。
お〜、いて。


投稿募集は終了しております。

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