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昨年の10月くらいでしたっけ、
スピルリナの報告会に出席させていただきましたけど、
あっちも、その後、ちゃくちゃくと‥‥? |
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そう、今年の夏、いよいよスタートします。
手始めに、学生をザンビアに連れていく。
これがまた、楽しいプロジェクトでね。 |
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今はまだ、参加する学生を募集中なんですが、
応募してくれた人のなかから
10名くらいを選抜して、連れて行くんです。
※スピルリナ・プロジェクト募集は終了しています。
詳しいことはHPでご確認ください。 |
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で、実際に、スピルリナを持っていって、
現地の食文化と適合させるには
どういう「くふう」をしたらいいかなど、
現地の人と協力して、考えてくる。 |
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もちろん、現地の医療現場の実情や
人々の暮らしを体験してもらったりします。
それらぜんぶ、さっき話に出た、
国連ワフニフの日本アジア機構と提携してるから、
国連旗のもとで、安全に活動できるんです。 |
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今から1年とちょっと前、
はじめて原さんにお会いしたときから
ずーっと熱心にお話されてたプロジェクトが、
ついに、スタートするわけですね。 |
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ええ、今からね、すごく楽しみなんです。
以前、糸井さんにこの話をしたときは、
医学部や看護学部の学生を連れて行くつもりだと
言ってたと思うんですけど、
話をしてみるとね、
工学部だとか文学部だとか環境学部だとか‥‥
ほかの学部の学生も、ぜひ行きたいと。 |
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そう言ってくれるんだったら、
やっぱり、
みんなで行ったほうが楽しいでしょう? |
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そう。医学部の学生に聞いても、
他学部の人と話してると視野が広がるって、
そういうふうに、言うしね。 |
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なるほど‥‥そうですか。
アフリカのスピルリナ・プロジェクトも、
次の段階に進みつつあるんですね。 |
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その、糸井さんにも会場に来てもらった
昨年10月9日の
アライアンスフォーラムって会議には
今回のスピルリナ・プロジェクトの実施国である
ザンビア、ボツワナ、モザンビークの
政府代表大使が、来てたでしょう? |
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あのとき、彼らが
このスピルリナ・プロジェクトにかける熱意を
スピーチしてくれたおかげで、
他のアフリカ諸国の大使たちも
次々と「やりたい」って、言ってくれたんです。 |
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12月5日には、アライアンスフォーラム財団の
拡大アフリカ会議を開いて、
次はどの国でプロジェクトをやろうか議論して。 |
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うん。プロジェクトの進めかたも、
相手国によって、組む相手を変えるんです。
ザンビアはNGOと組んでやる、
ボツワナは政府機関と‥‥みたいに。 |
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原さんは、どの形態でもいいんですよね。
その国で、いちばんうまくいく方法なら。 |
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そう。わたしは、どれでもいいんです。
手段に過ぎないから。 |
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はじめから全人口を対象にできないので、
栄養不良で困っている
0歳児から6歳児までの子どもたちに
いちばん効率がよく
スピルリナを届けられる方法は、何か。
NGOがきちんと届けてくれるのか、
政府か、それとも国連か‥‥
やってみないとわからないから。 |
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わたし、国連の経済社会理事会の大使ですけど、
直属の部下でも、ぜんぜん動かない‥‥とかね。 |
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で、夏に学生を連れて行くザンビアの場合には
地味で目立たないけど、
堅実でマジメにやってるNGOを探したんです。 |
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国境なき医師団とかワールド・ビジョンとか
欧米の有名な組織と組むよりは
日本人がやってる無名のところとやるほうが、
いいと思ったんです。 |
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大きなところと組んでやるより、
楽しいでしょう?
ちいさな組織の実績にもなるし。 |
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国連本部の指導は、
「とにかく実績のある大きな組織とやってくれ」
なんですよ。たとえばユニセフと組んでくれとか。 |
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それだったら、わたしじゃなくてもいいから。
だから、ザンビアの場合には、
徳島に本部のある「TICO」という、
こう言っちゃ何だけど、
あまり有名でないNPOと組みます。 |
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ザンビアを中心に、医療や農村開発などの
国際協力を地道にやってきた組織。
彼らが、モンボシという山奥の村で
スタートさせる診療所があるんです。
そこの栄養不良を改善する部門で、
わたしたちが、いっしょに始めるんです。 |
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<つづきます> |