ほぼ日カルチャん

ミナ ペルホネン/皆川明 つづく

ミュージアム

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祖母とふたりで行ってきました。

あかり

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「つづくのつづき」でのお客様とのやりとりや、
カルチャんでの愛用者の方々との会話を通して、
ずっと楽しみにしていた
「つづく」にようやく行ってきました。
祖母とふたりで。

今回1枚目に選んだ写真は、
展覧会後にお茶をした喫茶店で、
祖母がつづくのつづきでお迎えしたpiece,を
私に見せながら話してくれているところです。

祖母がつづくのつづきに来てくれた時、
私もほぼ日曜日で働いていたのですが、
この展示で初めてミナ ペルホネンを知った祖母は、
皆川さんの手仕事に惹かれ、魅せられて、
まるで一目惚れをした少女のように、
piece,を躊躇なく手にとっていました。
祖母は皆川さんの手仕事に
洋裁の学校に通っていた頃のことを思い出したようでした。

その日から、電話をするたびに、
「一緒に皆川さんの展覧会観に行こうね」、
予定を決める時も
「ちゃんとほぼ日手帳に予定書き込んだよ」と
声を弾ませていました。

そして待ちに待った1日、
展示を観ていたらあっという間に
2時間以上が経過していました。

Casa BRUTUSで皆川さんが、
「展覧会を通して自分たちを知ってほしいということ以上に、
その服が手元にあるとうれしかったり、
好きなものと自分との関係について考えてみたり、
デザインと暮らしについてのいろいろを感じてほしい。」
と話していましたが、
つくり手とつかい手それぞれの想いが、
ひとつひとつの部屋からひしひしと伝わってきました。

服を着るたびに大切な人との記憶が蘇ったり、
こういう時にはこの服と思える服があるということは
とっても素敵なことだなと思いました。

つくり手の想いと、つかい手の喜びが感じられる
とてもあたたかい展示でした。
「100年続くブランド」
流行に流されないかたちというものが、
服からだけでなくさまざまな部分から感じられました。
今も余韻に浸っています‥‥。

わたしもミナ ペルホネンの空間を
祖母と会話をしながら過ごすことができて、
記憶に残る1日になりました。

基本情報

ミナ ペルホネン/皆川明 つづく

会期:2019年11月16日〜2月16日
会場:東京都現代美術館 企画展示室3F
お休み:月曜日(2020年1月13日は開館)
12月28日ー2020年1月1日、1月14日
10:00〜18:00 ※展示室入場は閉館の30分前まで

公式サイトはこちら