「席に座った瞬間からおもしろいらしいよ」
「カンヌで賞をとって、アカデミーもとるかも」
まだ見ていないひとたちに、
そんな噂がされる映画と聞いて、
あまり前情報をいれずに公開初日に見てきました。
半地下で暮らす、全員失業中の
4人家族が、就職先として
お金持ちの家庭に入りこんでいきます。
前半の展開、スピード感は
ゆかいなコンゲームのようでぐいぐいとひきこまれます。
しかし、そこからです。話が進むにつれて、
ドキドキ、ゾワゾワとしたできごとが、
いくどもかさなり、味わったことのない気持ちで
後半が進んでいきます。
韓国ならではの、社会情勢を感じられたり
「北」ジョークがあったり、
いろいろな小ネタもちりばめられています。
韓国映画初心者なので、
この展開が韓国映画っぽいのか、
ポン・ジュノ監督っぽいのか、ということはわかりません。
今までわたしが見た映画の
どのジャンルのボックスに
入れていいのかもわかりません。
この映画が私のなかに寄生したように、
話をしたくなっています。
ご覧になったかた、ぜひカルチャんでおしゃべりしましょう。
おしゃべりしながらこの映画を
消化することをたのしみたいです。