映画『バッファロー’66』を観てきました。
この映画を観た、いろんなひとから、
すばらしいんだ!!と、評判をききつけて
映画館に駆け込みました。
その評判どおり、
ロマンチックなラブストーリーで
それはもう、最高でした。
この映画は、1999年渋谷シネクイントの
オープニング作品として公開され、
大ヒットを記録したという
ヴィンセント・ギャロ初監督の作品です。
ロードショー公開は約20年ぶりなのだそうです。
この物語の主人公は、
ビンセント・ギャロ演じる、ビリー。
刑務所を出て故郷の街バッファローに帰ろうとするも、
何も事情を知らない両親についた嘘がきっかけで
クリスティーナ・リッチ演じる、レイラを
妻のふりをするようにと強要し、実家に連れ出します。
徐々に距離が縮まる二人だったが‥‥。
というあらすじです。
この映画の魅力は、
なんといっても、映像の美しさだと思いました。
どこを切り取っても、画になる。
他にはあまりない凝った演出や独特な構図には、
まるでミュージックビデオを観ているような
不思議な感覚にもなりました。
衣装、メイクもカッコいいです。
赤いブーツにタイトなレザージャケットを合わせた
主人公の姿には、目を奪われました。
また、ヒロインの大きな瞳に映える
水色にキラキラと輝くアイシャドウが
キュートでとても印象的でした。
彼女のまとう雰囲気や包容力には、
映画のキャッチコピーである
「最悪の俺に、とびっきりの天使がやってきた」。
まさにそのとおりだ、と大きくうなずけます。
そして、ラストシーン。
正直、途中は観ていて、しんどい‥。と、
感じてしまうシーンもあり、
物語がどっちに転がるか分からないのですが、
最後に、とびっきりな展開が待っていました。
主人公の恋に浮かれる様子が愛らしく、
とてもうまく描かれていて、キュンとしました。
そして、映画を観終わったあとには、
劇中にも出てくるように
あったかいココアが飲みたくなりました。
すこし切なく、寂しいけれど、こころ温まる、
冬のつめたい空気が似合う、そんな映画だと思います。
みなさんも、ぜひ劇場でご覧ください!