大好きなクリームソーダを飲みながら、
これを書いています。
大人がひとりでクリームソーダをオーダーし、
クリームソーダのことを考えながら、
たいそう真面目な顔をしてパソコンに向かっています。
食べものや飲みものが、
もっといえば、仕事とか、生活とか、結婚相手とか、
いわゆる“人生”が自分の意思で選択することが許される、
こんな時代に、そして日本に生まれたわたしたちは、
本当はとってもしあわせものなんですよね。
というのもですね、そのむかし、
このクリームソーダを“飲んじゃいけない日”
が決められていたらしいのです!
それは、アメリカのとある地域のお話。
キリスト教では、日曜日が安息日とされているため、
とにかく「ぜいたくは禁止!」とされていました。
当時、アメリカのパーラーで大流行していた
“ソーダ水にアイスクリームをのせた飲みもの”
(=クリームソーダ)はまさにおいしすぎる、ぜいたく品。
「クリームソーダを飲んだら、生活が堕落してしまう!」
そんな理由から日曜日と宗教上の祝日だけ、
『クリームソーダ禁止令』が
発令されてしまったようなのです。
おそらく権力者たちによる、
何らかの思惑も相まってのことだと思いますが、
条例でクリームソーダを飲むことができなかったなんて
本当にびっくりです。
クリームソーダだけでなく、
いろいろな時代にいろいろなものが禁止されていたのは、
よく聞く話。
大好きなものを制限されないって、幸せなことなんだなぁ。
(つづきます)