「そもそも、ソーダフロートとクリームソーダは違うのかい?」
そんな声が聞こえてきたようです(たぶん)。
わたしのなかでもグレーな部分ですが、
やはり厳密な定義はないようですので、ここからは、
『メロン味のソーダ水の上にバニラアイスがのっかった、
ときどき真っ赤なチェリーでおめかしされた飲みもの』を
「わたしの好きなクリームソーダ」として
進めさせていただきますね!
わたしが考えるクリームソーダの魅力、
それはなんといっても一杯で四度楽しめることです。
「愛でる」、「食べる」、「飲む」、そして「混ぜてから飲む」。
ああ、なんてサービス精神旺盛な飲みものなのでしょう。
せっかくなので、ここで長嶺による
“クリームソーダの楽しみ方”を勝手に大公開です。
それでは、さっそくどうぞ!
① 見た目を「愛でる」
まずは、かわいらしい全体像を眺めます。
次にメロンソーダの色味を拝見。
お店によって濃淡がかなり違うので楽しいです。
炭酸のシュワシュワ感を堪能したら、
浮かんでいるアイスクリームに目をやりましょう。
コクのあるタイプから、安っぽい味まで(笑)色々です。
そして、チェリーのあるなしをチェック!
最近は入ってないことが多いので、
ちょっぴりさみしい思いをしています。
そうそう、忘れちゃいけないのがグラスの形、
スプーンやストローの長さ、色とのバランスも重要ですね。
② アイスを「食べる」
次に、アイスクリームをいただきます。
そう、ここがクリームソーダのハイライトです!
アイスクリームをスプーンでつんつんしながら、
メロンソーダにちょっとだけ沈めると、
うっすらと氷の膜がかかるのです。
このシャリッと凍ったところをすかさずお口に!(わーお)
冷え冷えの状態でしか味わえない食感と味わい、
これぞクリームソーダの醍醐味です。
③ メロンソーダを「飲む」
濃厚なアイスクリームでこってりした口の中を、
新しい世界に導いてくれるのがシュワシュワのメロンソーダ。
まずはグラスの下のほうにストローをやり、
駄菓子屋さんにある粉末ジュースのような味に
少しノスタルジックな気分にひたりつつ、
グラスの上のほうにストローを移動させると
ややクリーミーなメロンソーダに変わります。
チェリーはこのあたりのタイミングで食べちゃう派です。
④ ふわふわに「混ぜてから飲む」
2〜3番を繰り返して2/3くらいまで飲んだら、
スプーンやストローで勢いよくかき混ぜます。
すると、バニラアイスがふわふわっと泡立ち、
まるでまろやかなシェイクのような状態に。
最後にグラスに残った、泡多めのをクリームソーダを
ストローでズズズっと吸うのもオツ。
ちょっとお行儀が悪いけれど、どうしてもやめられません。
【番外編】 大人のクリームソーダ
クリームソーダ好きのアダルトのみなさん、
大人な楽しみ方はご存知ですか?
メロンソーダ味の缶チューハイが発売されたら
チャンスは到来です。
バニラアイスを買ってのっけてみれば、
カクテル風クリームソーダが楽しめますよ。
ああ、やっぱりクリームソーダって楽しい!
クリームソーダの数×人の数だけ、
クリームソーダの楽しみ方があると思うと、
ロマンのようなものすら感じてしまうのです。
(もう少しだけ、つづきます)