いよいよ、さいごです。
お待たせしました、ルールの時間。
しかし、ここでも、
反則名などの専門用語は出しません。
(それは「ラグビー ルール」で検索を‥‥)
ラグビーの試合のなかには、
どんな原則があるのか、というお話を
していきたいと思います。
ちなみに、前提として‥‥
「選手もルールをよくわかっていない」
この事実を覚えておいてください(笑)。
もちろん、
「ボールを前に落とした」などの
だれがみても明らかな反則はわかります。
しかし、「混沌」のなかで、
わからないことが選手もよくあるのです。
なので、
「スルー力」が試されます(笑)。
レフリーが笛を吹いたら
とにかく反則だから引き下がる。
細かいことはスルーするのです。
いいですか。
気にせずスルーするのです(笑)。
そのような前提のもとで、
原則の4つをご説明します。
①あぶないプレーはダメ
②常にボールを奪い合わないとダメ
③常に立ってプレーしなきゃダメ
④常にボールは先頭じゃないとダメ
もちろん例外もありますが、
基本的にはこのどれかに反したときに、
「ピーッ!」とレフリーの笛は鳴ります。
①あぶないプレーはダメ
コンタクトスポーツなので、
ただでさえ危ないスポーツです。
いくら屈強な男たちでも、
空中にいる無防備なときに
タックルをされたり、
首にタックルをされたらたまりません。
スクラムを組んでいると、
800-900kgほどの負荷がかかるので、
スクラムを崩すのもあぶないので、ダメ。
いくら野蛮でも、
スポーツですから、安全第一です。
②常にボールを奪い合わないとダメ
ラグビーはフェア、と言いましたが、
「つねにどちらのチームも
ボールを奪える可能性をのこす」
これが原則です。
なので、タックルをされて
ボールを奪われてしまいそうなとき
とられないようにボールを隠したり
抱えてしまうのは反則になります。
逆に、タックルをされた人が
ボールを味方に渡したいのに
それをできないようにすることも反則です。
つねにボールを奪い合い、
つねにボールが動いている状態をつくる、
それがラグビーの原則です。
③常に立ってプレーしなきゃダメ
そのままです。
ラグビーでは、
地面に倒れている人は、
石ころ同然なのです。
踏まれてしまっても、しかたない。
だからこそ、立ってプレーしなければ
反則になってしまいます。
なので、寝転がっている人が、
ボールを奪おうとするのはダメです。
④常にボールは先頭じゃないとダメ
「ボールを前に投げたらダメ」
「ボールを前に落としたらダメ」
そんな有名なラグビーのルールも、
この原則からきています。
より正確には、
「ボールを持っている人」でしょうか。
向かい合っているどちらのチームも、
「ボールより前に人がいてはダメ」です。
前に投げるということは、
ボールが人よりも前にいっているので、
反則になるのです。
むずかしい「オフサイド」もおなじです。
ボールと人のかたまりよりも、
まえに人がいたら反則です。
*
ラグビー、いかがでしょうか。
ぜひ、生で観戦しに行ってくださいね。