冒頭で、おしゃれは余裕とこだわりだと思うんです、と書きました。
そのこだわりについて少し。
イタリアのファッションデザイナーである
ヴェルサーチは、こういう言葉を残しています。
「流行に夢中になってはだめ。
ファッションにあなたを支配させてはだめ。
その着こなしと生きかたによって、
あなたが誰で、どう見せたいかは自分で決めればいい」
これができている人がたぶん、
わたしの思うおしゃれな人。
「自分」がしっかりしているから
流行もおしゃれに着こなすことができる。
ファッションに負けない。
ファッションに流されない。
そういう人にわたしは憧れます。
流行っているからこれを着るんじゃなくて、
自分はこうなりたいからこれを身につける。
そういうふうに身につけるものを利用して、
こだわってじぶんらしさをつくっていく。
だからおしゃれにはその選択の積み重ね、
生きかたがあらわれていて、生きているうちは
どんどん洗練されていくもので。
おしゃれって二の次にされがちだけど、
なにかを一生懸命やることの対極にあるわけじゃなくて
犠牲にされるものでもないと思います。
その一生懸命さで中身をともなったおしゃれは
信頼だったり憧れだったり
ひとの心にぐっとくるものになったりする。
雰囲気っていう曖昧な魅力を身にまとってるひとって
ほんとうに格好いいと思うんです。
ちょっと20年生きただけのわたしが、
考えてみたことだから、
きっと明日にも考えはアップデートされたり、
変わったりするってこともあると思います。
そんな不安定さも楽しみながら、
その考えの積み重ねが自分の
「おしゃれ」の一部になればいいな。
もしよければ、あなたが出会ったおしゃれな人について、
あなたが考える「おしゃれをする」ということについて、
教えてくださいね。
(これでおわります。ありがとうございました)