私の好きなものエピグラフ
担当・ミネオ
本を開いて1ページ目からペラペラとめくっていくと、
タイトルの次のページや、目次と本文のあいだのあたりに数行、
作者が引用してきたことばが載っているのを目にすることがあります。
「エピグラフ」なんてステキな名前がついていることを
知ったのは後になってからですが、
あのことばたちが担うさまざまな役割やその佇まいに、
なんだか惹かれるものを感じていました。
表紙のデザインよりも、オビの文句よりも脇役でいながら、
素朴で、粋で、ハッとさせられるような力を秘める
エピグラフにスポットを当ててみたいと思います。