一日の終わりを告げる時間。黄昏時。
商店街を歩くと、夕食の買い出しを終えて
家路を急ぐ人たちがたくさんいる。
家の明かりが一つひとつ灯り、
晩御飯の匂いがそれぞれの家から漂ってくる。
ここはカレーだな、こっちは肉じゃがかな。
そこで、僕は色んな家庭の会話を想像する。
「今日は晩御飯なにー?」
「この肉じゃがおいしいね。」
「今日会った嫌な奴がね・・・・」
そんな風に想像をしながら歩いていると、
よく自分の買い物を忘れていることに気付きます。
あわててスーパーで買い物を終えると
既に日が落ちてしまっていることにがっかり。
自転車にまたがり走り出すと
「そろそろ寒くなってきたな。」と思い、
パーカーのジップを一番上まであげて
肩をすぼめて家までの道のりを急ぐ。
・・・・・
こんな毎日が続けばいいのになと思いますが、
現実は夜遅くまで仕事をして帰るときは
真っ暗になってしまってることが多いです。
でも休みの日などには
まだ明るい時間から商店街をぶらつきます。
夕飯の買い物を終えたら、
お肉屋さんの店先で焼いている焼き鳥を
一本だけ買って、ビールを飲む。
あぁ大人になったなぁ、なんて思いながら
黄昏時を楽しむ。
そんな日常を幸せに感じます。