日本以外でも、この時間を表す言葉があります。
私の好きな写真家、吉村和敏さんが
「MAGIC HOUR」という写真集を出されています。
「MAGIC HOUR」の帯には
「夕日が沈み、空に一番星が現れるまでの時間。
世界が最も美しく見る「魔法の時間」」
と書かれています。
忙殺される日々を過ごしていても
毎日訪れる「魔法の時間」。
そんな黄昏時を愛して
僕は毎日を過ごしている気がします。
吉村和敏さんが出されている写真集の中には
「BLUE MOMENT」という作品もあります。
北欧では百夜の季節にブルーモーメントと呼ばれる
日が暮れて空が藍色に覆われた時間が数時間にわたって続く。
「BLUE MOMENT」はそんな時間を切り取った写真集です。
太陽が沈み、少し寂しくなる時間。
黄昏時は言葉の通り、たそがれて
センチメンタルになる時間でもあります。
幸せな気持ちと寂しい気持ちが交じり合う。
自分の家族ができたら、家族みんなで
夕飯の買い出しに行きたいな、なんて考えながら。