もくじ
第1回ビートルズと私。 2017-11-07-Tue
第2回私がビートルズを好きだと気付いたとき 2017-11-07-Tue
第3回私がビートルズを好きな理由 2017-11-07-Tue

新卒入社した会社で営業配属となってから、気が付けばもう1●年。畑違いからですが、ものをかくことに憧れて、30代にしてはじめて、たのもー!と夢の扉を叩いてみました。

私がビートルズを好きになった理由

私がビートルズを好きになった理由

担当・ながの。

第2回 私がビートルズを好きだと気付いたとき

そんな私が、ビートルズが好き!と自覚した瞬間。
それは、新婚旅行で行ったラスベガスで
ミュージカルの『Love』を観ていたとき。

『Love』はシルク・ドゥ・ソレイユによる、ビートルズの原曲や
彼らが残したアウトテイクなどをリミックスした曲を元に、
繰り広げられるミュージカル。

新婚旅行では、カリフォルニアを中心に西海岸を周遊する
予定でしたが、どうしても『Love』が観たくて、
行先にラスベガスを追加したのでした。

そんな念願の『Love』当日は異様な気持ちでした。
すごく、すごく楽しみで興奮する一方、観る前から、
観終えた後のさみしい気持ちも想像してしまって、
自分でも感情がコロコロ変わってよくわからない。

そして、ショーがスタートしてからはもっと、
よくわからない。
ジョンの声がする!
4人がなんか会話している声がする!
なんだ、これは!なんだ、これは!
そして、何千回と聴いてきたビートルズの曲をバックに
シルク・ドゥ・ソレイユのダンサーたちが飛び跳ねる!

マッシュルームカットにスーツ姿の4名のダンサーが
ビートルのような車から飛び降りたり飛び乗ったり。

“Octopus’s Garden”の曲とともに羽衣のような大きな
薄い布が客席を多い、布から透けて見えるステージでは
幻想的な水中のような世界観が醸し出されている…

1つ1つの曲が流れる度に、
小さな頃にこの曲を聴きながら食べたごはんのこと、
高校のクラスでこの曲をかけて文化祭の準備をしたこと、
結婚式のBGM、悩みに悩んで迎えた当日の挙式のこと…
曲と一緒に浮かぶ想い出たちがまるで走馬燈のようで、
え、わたし、ここで死ぬの??
と、さえ、思いました。
(併設のショップで、観劇後の興奮醒めやまぬまま買いまくり、
 後日10万円を超えるカード請求が来たときに、
もう一度、死ぬかも、と思った)

ずっと、ステージに釘付けの目からは何故か涙が流れ続け、
片手で旦那の服を小さく掴み、
「すごいね…すごいね…」としか言わない私は異様だったと
思います。

そんな様子を見て、旦那にしみじみ言われた一言。
「君は、本当にビートルズが好きなんだねえ」

そうか。
私はビートルズのこと、好きなんだなあ。

(つづきます)

第3回 私がビートルズを好きな理由