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あら! 狛犬の石にも
道真さんの好きな梅が彫ってありますね。 |
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鳥居って、真ん中通るのと、
右や左を通るの、
どっちがいいとかってあるとかある? |
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真ん中は神様の通り道だから
避けたほうがいいといわれたりします。
ただし、鳥居からみて真っ正面に
本殿があるとも限りませんから
そんなに気にすることはないです。 |
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男は右から、女は左からとか
そういう入り方はない? |
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男湯女湯ですね。 |
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もしそうだと、帰りで人が
ぶつかっちゃうからね(笑)。 |
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右側通行と左側通行は、
関東と関西で違うとか
そーゆーこともないかな? |
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エスカレーターはありますが、
鳥居は特にないでしょう。 |
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エスカレーターはある。
エレベーターはないのね。 |
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ないですね。 |
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えっ? エレベーターは、どういうふうに
右とか左があるんですか? |
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ハタナカさん、そこはあまり
ふくらませなくてもだいじょうぶです。 |
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そういえばさー(手をブンブン振る)、
京都の駅で発見したんだけどー。
新幹線のホームにつながってる
エスカレーターはわりと
東京と同じ側にみんなが立ってて、
もういっこ離れたとこは
東京とちがうふうに、右寄りに立ってたよ。 |
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そうだった、そうだった。
さっきまで右を通ってた同じ人たちが、
次のエスカレーターではみんな、左通ってた。 |
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うん。なんで、あれ。
わからへん、わからへん。 |
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新幹線は、つまり‥‥
あれはなんて言うんですか、その、そうだ、
インターナショナルなんですよ。 |
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インターナショナル? |
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あのぅ‥‥。 |
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‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。 |
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このままでは
鳥居を前にしたまま日が暮れそうですので、
どこを通ってもいいので
インターナショナルに
北野天満宮の鳥居をくぐりましょう。
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なんだこれは、なんだ? |
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牛だ。 |
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牛です。 |
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鳥だ。 |
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いつのまに拾ったんですか‥‥! |
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ドバトです。きれいねぇ。
(うっとり) |
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これ、ささってたんですよね?
ささってたとこ見るのが
ぼくは怖いです。 |
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ささってたんじゃなくて生えてたんですよ。 |
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ハトの話じゃなくて
牛の話をしましょうよ。 |
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そうですよ、
なんでここには牛がいるんだろう? |
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もっと先にもいると思いますよ。 |
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すごい、いっぱい牛が出てきました。 |
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あちこちに。 |
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あれは、カメ? |
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いや、牛。 |
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はっはーん、食べて寝たんだな?
さては、この牛は、「なりたて」だな? |
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神様には、たいてい
仏教でいうご眷属(けんぞく)がいるんです。
つまり、おつかいの動物ですね。
稲荷の狐、日吉神社の猿、
そして、天神さんのご眷属は、牛。
湯島天神にも牛はいると思います。 |
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へぇえ。 |
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なんで牛がつきもの?
聞きそびれたよ、ぼくは。 |
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なんで、というところは
まだ出てきてないですよ。 |
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北野天満宮の方に
ご案内いただくことになっているので、
あとで「なぜ牛なのか」を訊いてみましょう。 |
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政治家の牛歩みたいなのと関係あんのかな?
勉強は何回でもお腹で消化するとか
そういうことかな? |
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大きな門があらわれましたよ。 |
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おおー。 |
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あ、さっそくありましたよ、
さきほどのうたが。 |
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「このたびは 幣もとりあえず 手向山」 |
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おや、
ここにいるのはどなたでしょう? |
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神社の門にいるのは
たいてい随神(ずいしん)で、
神様を守る役割をする像が
安置されています。 |
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ああ、だからこういう門には
たいてい仁王様みたいに
ちょっと怖いような顔をした神様が
「コラーッ」というかんじで
いらっしゃるんですね! |
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うん。でも、
この方々はあまり
怖いお顔をなさってないような気がする。 |
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菅原道真さんかな?
でも、乗っているのが牛じゃない。
なんだろう、あれは虎?
タイガー立石さん? |
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あの虎、
かっこいいですね。 |
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門をくぐったところに
社務所があるようなのですが‥‥、あ、
ありました。
ここで北野天満宮の東川さんに
ご案内をお願いすることにしましょう。 |
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社務所の入口も、牛なんだね。
(初対面の方に
お会いするのでドキドキ) |
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この牛も、すーごく
かっこいいですね。
(初対面の方にお会いするので
同じくドキドキ) |
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うん、かっこいい。
(ドキドキ)
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みなさん、ようこそいらっしゃいました。
北野天満宮の東川です。 |
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うわ、虎や牛だけじゃなくて
神社の方もかっこいい! |
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(いろいろ教えてもらおう! つづきます) |