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(がらんがらーん) |
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ソブエさん、
いつもお参りは長めですね。 |
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お参りするときって
すごく素直になるね。
あれってなんなんだろーな。
ね、なんてお願いしたの? |
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やっぱり頭がよくなりますように、って
お願いしてしまいました。
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さてみなさん、八棟造りを見ながら、
本殿の裏に行ってみましょう。
ちょっと不思議なことがあるんですよ。 |
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本殿は、おっしゃるとおり
棟がつづいてますね。 |
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すごく大きいですね。 |
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本殿は本来、横からも入ることができます。
ごらんいただくとわかるのですが、
地面の高さが床の高さでしょう?
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段差がなくて、
そのままスーッと入れる。
オープンな感じですね。 |
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平成14年は、
天神様がお亡くなりになって
1100年の節目の年でした。
お祭りもあって、
桧皮葺の屋根を葺き替えたり
塗をきれいにしました。
神社というのはそうして、
維持されていくようになっているんです。 |
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お祭りがあるたびに
建物をしぜんに
きれいにしていくんですね。 |
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うまくできてるんですねぇ。 |
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で、ここなんですけれどもね。
こちらは、さきほどお参りしていただいた
本殿の裏手です。 |
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ここは‥‥‥? |
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ちょっと、不思議でしょう?
北野天満宮は、裏からも
お参りできるようになってるんです。
ここには道真公のご先祖さまが祀られています。 |
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そうだったんですか、裏からも!
‥‥お参りさせていただいてもよろしいですか? |
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ぜひ。 |
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ここには鈴はないんですね。 |
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裏からもお参りできるって不思議だなぁ。
あれれ?
あっちにも神社がある。
別の神社? |
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ほんとだねぇ。
あれはつまり、
Y100M70よりも、もっとオレンジですね。 |
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‥‥‥‥‥‥‥‥。 |
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そうですね(真剣)、
Y90M50、きっとそれくらいですね。
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Mは、うーん、
50あるかにゃあ? |
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それじゃ、48ぐらいでしょうか。 |
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48だね。
結構な明るさでござる。 |
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‥‥‥‥‥‥‥‥。 |
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あのおやしろの、朱の色のことですか? |
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はい。色のかけあわせで表現してみました。
(M=マゼンタ=赤、Y=イエロー=黄) |
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そうとう大胆なオレンジですね。
印刷物にはふつうはあまり使わないかな?
あ、でも
ソブエさんはけっこう
こういう色、使いますね。 |
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あい。使う傾向にありますねぇ。
100%ORANGEに対して、
これは90%オレンジ?
それとも110%オレンジ? ふふふ。 |
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‥‥‥‥えーっと‥‥? |
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はっ、すみません
ついつい仕事の話を。 |
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いえ(笑)、
このオレンジのお社について、
ひとつお話ししていいですか? |
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お、やった、なんだろう。 |
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みなさん、表参道から
鳥居をくぐってお越しになられましたね? |
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はい。男湯と女湯、
もしくは関西の関東の
エスカレーターのように
左右に分かれることもせず‥‥ |
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かなりインターナショナルに
くぐって参りました。 |
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神社というのは、門を入った正面に
御本殿があるのが常だと思うんですが、
うちの御本殿はごらんのとおり、
すこし西側にずれてるんです。 |
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うん、うん、
そうですね。 |
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では、楼門から見た
正面には
何があるかというと? |
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あ! つまりはこの
オレンジの神社が正面なんですね? |
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そうなんです。正面にはこの
地主神社があるんです。 |
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これが入口の正面? |
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後ろの正面? |
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なぜ、これが正面にあるかというと。 |
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というと。 |
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北野天満宮の御本殿ができる前に
すでにこのお社があったからです。 |
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ああ、
なるほど。 |
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高尾山のときも、たしか
薬王院よりも先に建っていた神社が
裏手にありましたね。 |
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ここは土地の神様をお祀りしています。
天の神、地の神です。
天満宮の御本殿を造営する際に
先にあったこのお社を動かすのは
しのびないので、
御本殿を西にずらして造ったのです。 |
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へえぇ。
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ここに書いてありますね。
「天満宮創建以前よりこの地に鎮座していた」 |
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あのぅー、みなさん、
あまりにも熱心に看板を見てると
どんどん人が寄ってきますよ。 |
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ですから、北野天満宮は
「筋違いの本殿」という
言い方をされます。 |
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筋違いって言われてる。
おもちろいなぁ! |
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そういう不思議な感じのことが
このほかにもあります。
「七不思議」と言われて、
信仰の対象のひとつとなっています。
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不思議なことがたくさんあって
たのしいねぇ。
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歴史があるから、不思議なことも
その分できあがって
信仰されていく、
ということもあるのかもしれないですね。 |
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気づかれたかもしれませんが、
ここの境内にいる牛は全て寝てるんですよ。 |
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なぜ寝てるんですか? |
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さきほど少し言ったことと重なるんですが、
菅原道真公が太宰府で亡くなられて、
なきがらを牛車でお運びして
ある場所で牛がうずくまった。
おつきの者が押しても引っ張っても動かない。
そこでお墓をたてることにした。
そのときの牛の姿がまさに、
境内にいる臥牛です。 |
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(つづきます。次はお口の大きな
大黒さんが出てくるよ!
ソブエさんの幸運を引き寄せる技術、必見)
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