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北野天満宮には宝物がたくさんあって、
宝物館に納められています。
天神信仰の根本が描かれている絵巻物をはじめ
古文書も数多くあります。 |
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国宝もありますし、
重要文化財もたくさん。
北野天満宮に来たら、
ぜひ寄りましょう。 |
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中は写真が撮れないので
宝物館の前で
写真をとっておきましょうか。 |
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(~宝物館を見学し終えて~)
いやぁー、宝物のなかでは、
地獄絵図みたいなやつが
おもしろかったね。 |
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ああ、道真公が、
六道をめぐる場面を描いたものですね。 |
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六道というのはおそらく仏教の影響が
色濃く出ているんですね。
人間は、亡くなると
生前の功績によって
6つの世界に分けられると言われています。
天国と地獄、餓鬼の世界、畜生の世界、
人間界、修羅の世界。 |
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天国と地獄以外に、そんなに?
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うん‥‥なんだか普通はね、
地獄の人は地獄、
天国の人は天国って
思いがちだけど、
天神様の、全部まわる発想はいいな。 |
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道真公は見聞を広めるために
そうされたのでしょうか。
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うん。みんなもね、きっとそうだよ。
やっぱり見たいんですよ。
自分は天国に行く人であっても、
やっぱり地獄は見ておきたいとか
そういうのってあるじゃない?
興味がありますもんね。 |
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うん。そうですよね。 |
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それから、宝物館で
最後に見た絵馬もすごかったなぁ。
あれは大きくてびっくりした。 |
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そうそう、巨大絵馬。 |
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長谷川等伯が晩年に描いた
弁慶の絵馬ですね。
重要文化財でした。 |
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オイカワさん、我々のその驚きを
絵であらわすと、どんな感じですか? |
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こんな感じです。 |
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とにかく驚いた! |
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あれほどまでの大きな絵馬に
あれだけの絵を描かれたのは
長谷川等伯の作品の中でも、すごく貴重です。
あれは、要は
天神さんに奉納された絵馬なんです。 |
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なるほど。 |
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宝物殿の宝物、みんなそうです。
「北野の天神さん」に
ご奉納するために描かれたり、納められたり、
そういうったものがほとんどです。 |
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あの絵馬、
まるで飛び出てくるような
勢いのある絵でしたねぇ。 |
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さて‥‥北野天満宮で
かなりゆっくりしてしまったので
そろそろもうひとつの目的地、
大将軍八神社にまいりましょうか。
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そうちよう、
そうちよう。 |
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日があがって
だいぶ暑くなってきましたね。
ソブエさん、
暑くないですか? |
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うーん。脱いじゃうと、
これになっちゃうから。 |
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‥‥‥‥‥。 |
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これじゃ、いくらなんでも
神社はねぇ。 |
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‥‥‥‥そのまま
上の服を着ていきましょうか。
それでは東川さん、
やさしいご案内をほんとうに
ありがとうございました。 |
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またいつでも
天神さんに来てくださいね。 |
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ありがとうございます! |
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お、境内にたこ焼きやさんがありますよ。
みんなで食べましょう。
ひとつ、くださいー。 |
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いただきます。 |
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ほい、どうぞ。アツアツだよ。
ハタナカさんも食べてね。 |
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ひとつ、いただきます。 |
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そういえば前にも、こんなことが
ありましたよね‥‥。 |
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あのときは、オイカワさんが
たこ焼きを焼いてくれたんだよね。 |
「高尾山の思い出」
雨に打たれ、冷えたからだにたこ焼き。 |
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そうでした、そうでした。 |
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次の大将軍八神社は
ここから歩いてすぐなんですか? |
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10分もかからないんじゃないかな? |
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看板も出てますね。
380mですから、すぐそこです。 |
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この商店街を
抜けていくんですよ。 |
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あのさ、あのぅ‥‥
なんか、そこらじゅうに
ヘンな人いない? |
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‥‥‥います。 |
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なんなんだ、ここ。 |
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「妖怪ストリート」という
みたいですよ。 |
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妖怪ストリートの
地図までありますよ。 |
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らーめんまでありますよ。 |
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わっ! 「だいたい」のつくり! |
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ハタナカさん、我々は
「神様をさがしに。」であって
妖怪をさがしに来たわけではありません。 |
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いやぁ、妖怪は、
さがさなくても
「いる」ものですからね。 |
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ほら、妖怪ストリートは
お魚も寄ってくるよ。 |
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集まりすぎて怖い。 |
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あ‥‥そうこうしているうちに、
神社ですよ。
妖怪ストリートのちょうど端っこに
あるんですね。 |
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ここが‥‥? |
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そうです、
80体という
考えられないほどたくさんの
神像を擁する
大将軍八神社です。 |
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神像?! |
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(神像ってなんだ! つづく) |