今回はめずらしく。 |
|
というか、初めて? |
|
初めてですね。 小劇場演劇をご紹介する感激団です。 |
|
小劇場演劇。 |
|
まあ、要するに舞台なんですが、 客席数100とか200くらいの 比較的ちいさな劇場で上演される 演劇のことです。 |
|
そうかー。 |
|
東京中にたくさん、下北沢とか新宿に、 ありますよね、ちいさな劇場が。 |
|
はい、はい。 |
|
お芝居を観に行くと、 チラシをたくさんもらうでしょう? |
|
もらう! 分厚いのを束で。 |
|
演劇をやってる人はこんなに多いのかと。 |
|
そんななかに「これは!」という、 将来の「劇団☆新感線」みたいな、 光る原石が埋まっているわけで。 そういう劇団をみつけて、 ご紹介することができたらいいねって、 よく言ってたんですよね。 |
|
うん。 |
|
それが、「劇団HOBO」。 |
|
そう。 |
|
「劇団HOBO」の「HOBO」って、 「ほぼ日」と同じ意味の、「ほぼ」? |
|
そうみたいです。 「ほぼ劇団」ですっていう。 意味あいとしては、ほぼ同じですね。 偶然の一致。 |
|
へえ~。 「ほぼ日」の「ほぼ」と 「劇団HOBO」の「HOBO」は、 意味あいとしては「ほぼ」同じ(笑)。 |
|
ややこしい(笑)。 |
|
ともかく、 今回の感激団では、 その「劇団HOBO」の第2回公演、 「明日の幸福論」を おすすめいたします。 |
|
まだ観ていない演目をオススメ。 |
|
そのパターンも珍しい。 |
|
でも、これからある公演をご案内したことは 過去にもありましたよ。 「劇団☆新感線」のチケットを 「ほぼ日」で扱わせてもらったり、 古くは、まだ感激団が始まる前ですけど、 ミュージカル「ナイン」の 応援をしたこともありました。 |
|
あー、そうか、ありましたね。 |
|
「ナイン」は、べっかむ3とぼくが リハーサルをみせてもらって、 あまりにも素晴らしかったので、 「これはぜったい観てほしい」 とコンテンツにしたんです。 |
|
そーいえばそうだわー。 |
|
そのぐらいの気持ちを込めて。 今回も、ね。 |
|
はい。 強くおすすめしたい劇団が、 あらわれたんです。 |
|
おじさんたちがアツい(笑)。 |
|
アツいです。 |
|
あつくるしいほどにアツくなってます。 |
|
なぜそんなにアツくなってるのか、 順を追ってお話ししましょうか。 |
|
そうですね、 その流れは要説明かと。 |
|
では‥‥ それは2008年10月のことでした。 |
|
え、そんなに前でしたっけ。 |
|
ええ。 ぼくと武井さんがお芝居を観にいったんです。 武井さんがむかし所属していた劇団の、 省吾さんが出演するというので。 |
|
所属はしていませんっ! |
|
「ワハハ本舗」という劇団に。 |
|
看板俳優(笑)。 |
|
ちがうって、 ちょっとお手伝いをしていただけ! |
|
お手伝いをしながら舞台にも立っていた。 そんな武井さんと同期なのが、 ポカスカジャンなんですよね。 |
|
まあ、そうですけど‥‥。 ともかく省吾っていうのは、 ポカスカジャンの中でも、 かなり役者向きの人なんですね。 ポカスカジャンの音楽の活動だけじゃなく ワハハ内でのお芝居に出るようなことも、 何度かやっていたんですよ。 その省吾が本格的に演劇をやると聞いたので、 観にいこう、となったわけです。 |
|
同期として見届けよう。 |
|
‥‥あのね、「同期」じゃないの。 ぼくは劇団員じゃなかったから。 |
|
とにかく観にいった、と。 |
|
それが「劇団HOBO」だった、と。 |
|
そう。 でね、偶然なんだけど、 その劇団に、山下さんの古い友だちが ふたりいたの。 おかやまはじめさんと、古川悦史さん。 |
|
演劇仲間? |
|
はい。 なので、ぼくもいっしょに 観にいったわけです。 |
|
そしたら、あなた。 |
|
あなた(笑)。 |
|
あなどってましたよね。 |
|
あなどってた。 想像以上におもしろくて。 なんだろう、 観終わったあと、 ふたりでしみじみしちゃって(笑)。 |
|
「あのおもしろさは何だろう?」 とか言いながらふたりで蕎麦をたべて。 |
|
「落語のおもしろさかもしれない」とかね。 |
|
ああ~。 |
|
立川志の輔さんの落語をきいたあとの、 「なんかしみじみよかったね」 みたいな噺、あるじゃないですか。 |
|
うん。 |
|
あれに近い印象が残って。 |
|
なるほどー、落語。 そうかもしれない。 |
|
でもまあ、ここまでのことなら、 単に中年ふたりが演劇を観て しみじみして帰ってきた話なんですよ。 |
|
「感激団」で語るかどうかは別ですよね。 みんながおもしろいと思うかどうかは わからないですし。 |
|
自分たちが40代だから、 こんなにおもしろかったのかなあと思って、 ゆーないとさんとあややさんにも、 観にいってもらったわけです。 |
|
若手にね。 |
|
若手、フレーーーーッシュ! |
|
フレッシュかどうかはわかりませんが、 このふたりが行ってくれたんですよ。 |
|
うん。 |
|
おもしろかったね。 |
|
うん。 おもしろかったー。 |
|
ありがとうございました。 なんでお礼言うのかわかんないですけど(笑)。 |
|
いや、でもうれしいよ。 |
|
そうか、そうですね、友だちの劇団だけに、 客観的におすすめするのが難しいので。 |
|
そう。 このフレッシュなふたりには、 動物的な嗅覚があるから。 |
|
野生の勘が。 |
|
動物だの野生だのっていうのは失礼ですけど、 それはそれとして、 あの、ほんとにおもしろかったです。 |
|
ねえ、じんわりおもしろかった。 |
|
|
|
というわけで、こうして4人で、 「劇団HOBO」をオススメしよう! ということになった次第です。 |
|
前置きが長くなりましたねー。 どこがどう、おもしろかったのか、 語りましょう! |
|
(つづきます) |
|
2010-02-03-WED |