能登王墓の館を出て 古墳群を見に行きましょう。 眉丈山(びじょうざん)の頂上にある1号墳を目指して 山の斜面の階段を登りはじめます。
スソさん、登山といっても、 古墳がある眉丈山の山頂までは たかだか188メートルです。 まあ、ミミケンは スソさんのかばんの中の土人形なので、 直接じぶんの脚で登っているわけではないので なんとでも言えますが。 どうです? 今回のこのなめらかな自己紹介。 ミミケンことミミズク土偶の健太郎です。 もう5度目の登場です。 まだかばんの中で粉々にはなっていません!
日頃、古墳巡りで ふつうの人よりは歩き回っている、と スソさんは主張しますが、 やはり、傾斜があると なかなかのものでございますよね。 ミミケン、応援しかできません。 ミミケンがいなくなれば、 かばんの荷物がかるくなるかもしれませんが、 たかだか500グラム以下の土人形なので、 そんなにご負担にはなっていないかと! ここの古墳にそっとおいていく、 というようなことはぜひおやめください。
ミミケンにちょっと解説させてください。 この雨の宮古墳群のなかで、 1号墳と2号墳墓は、 オスとメスの亀がすむ場所と 伝わっているそうでございますよ。 ちなみに、 1号墳が前方後方墳 (前も後ろも四角い古墳)。 2号墳は前方後円墳 (前が四角で後ろが丸い古墳)でございます。 「方墳」は四角い古墳のことでございます。
ス、スソさん、 解説パネルなどを記憶してくるのは ミミケンがさせていただきたく! これでは、ミミケン、 かばんのなかの 土人形なだけになってしまいます! ただのお荷物‥‥。
写真ですとちょっとわかりにくいですが、 二枚目、三枚目の写真に、 ちょっと特徴的な四角い石が ご覧いただけますでしょうか? どうでもいいことですが、 ミミケンは、ミミズク土偶界では 二枚目じゃないかと思っています。
スソさんは、後方部から、 前方部をながめています。 「方」墳になっているのが おわかりいただけますよね?
資料館のなかでみていると 実際の大きさなどが イメージしにくいことがありますが、 古墳とあわせての鑑賞だと、 よくわかります。 「現場にいってみる」というのは、 何事でもたいへん重要なのだと ミミケンは痛感しています。 いつもスソさんに連れて行ってもらえる ミミケンはたいへん幸せものです。
スソさん、それにしても、 今回は、写真が 緑、茶色、灰色の古墳三原色ばかりです。 これぞ「古墳部」のページですね。 じつはミミケンは登場してから 三原色に出会ったのは初めてのことです。
もちろん、「雨の宮2号墳」を見学です。 そして、スソさん! 例の埴輪はどうしたんでしょう?? 次回もおたのしみに〜!