眉丈山(びじょうざん)の頂上にいます。 雨宮1号墳と17号墳を見終わり、 尾根の逆側に向かいました。
スソさんは、引き続き中能登町にある 「雨の宮古墳群」にいるのでございます。 眉丈山の山頂に古墳群があり、 前回は、そのうちの1号墳を見学しました。 ああっと、申し遅れました。 わたくし、 スソさんのかばんの中におります ミミズク土偶の健太郎、 通称を「ミミケン」ともうします。 「ひとり古墳部」とは申しますが、 土偶がついてきている、ということです。 「ひとり古墳部with土偶」、 これが真実でございますね。 ミミケン、微妙にくだらないことを申し上げすぎ、 というような批判ももございまして、 ミミがいたいところですが (どや!) 長い間無口にしていましたものですから、 ここぞとばかりに おしゃべりさせていただいています。 縄文時代からの時の流れに免じて、 ご容赦いただければ 土偶としてこんなに嬉しいことはありません。
2007年の3月25日9時41分に発生。 震源地は石川県輪島市西南西沖40kmでした。 マグニチュードは6.9、 輪島市では震度6を記録しました。 記録によりますれば、 中能登町も震度6弱の揺れを観測していますので、 この眉丈山の山頂にある古墳群も 大いに揺れ、崩落がおこったようでございます。
ほんとにー! スソさ〜ん、きもちがいいですね〜。 山にのぼる前までは雨がふっていたのに〜。 空気が澄んでておいしそうです。 かばんから染みこむいい空気! スソさんはたいがい布製のトートバッグなので、 かばんの中は風通しがいいほうです。 ちなみに。
スソさんがミミケンをさておき 解説を始めてしまう、第二巻。 前回にひきつづきハートブレイク。 いいんです、独自に解説します。 そうそう、地溝帯は前々回もでてきましたが、 地殻変動がおこったときに、 並行してはしる断層の間の部分が沈みこんで、 帯状の峡谷になっている 地形のことをいうのでございます。 写真だとよくわかりますね〜〜! そして、石動山ですが、 こちらは、能登の霊山信仰の中心地でございます。 山を神聖視し崇拝の対象とする信仰ですね。 またの名を山岳信仰とも申します。 その名の由来は、 天から石が落ちて 山が揺れ動いたからともいわれております。 ダイナミックな出来事ですね。
人がいるところ泥棒あり。 仕方がないとはおもうのですが、 残念でございますね。 ミミケンは盗まれたくないですね。 泥棒はスソさんみたいに ミミケンを丁寧に扱ってはくれませんでしょうから!
ああ! スソさん、興奮するとかばんが ごちんとなります。 ミミケンの危機です。 え? 武人埴輪がとうとうついに? どこどこどこ? ミミケンには全然みえません。
さっそく小走りで、 その方向へ向かっていきました。 木製の櫓のような物が建っていて 上には寂しげにあの埴輪が‥‥ これは‥‥子どもの遊び場?! 見晴し台? 近づこうとしたら ブーンブーンという大きな羽音が! いかん! スズメバチに襲われるー!! 近づくのはあきらめて、その場を離れました。 こうして埴輪の謎は解明されました!
スソさん、残念です。 あの見晴らし台の上のハニワに もっと近づきたかったですね。 スソさんの無念が手に取るように わかります。 でも、気をとりなおしたスソさん、 せっかく能登まできたので、 もうすこし古墳を見に行くことにしたようです。 まずは、王墓の館で知った「小田中親王塚」へ レッツゴーでございます。 次回もお楽しみにー!