6月上旬。
宿題を持って、いそいそと静岡の登呂遺跡へ。

さーて、私の苗はどうなる?




 
10日ほど前
東京のベランダに置かれた
牛乳パックから
無事に小さな芽が出てきました。

おー、なんとかわいい芽でしょうか!

意外にちいさい。
 

稲の芽は意外に小さいのです。
なんとなく、大きく育つので
大きいのかな、とおもってしまいますが、
稲の芽はひょろひょろっとしているので
ございます。
もうしおくれました。
ワタクシは、スソさんのかばんの中から
あれやこれやと解説(?)をする
土人形、ミミズク土偶の健太郎、
略してミミケンともうします。



 
9日前
すこし遅れて、神丹穂からも小さな芽が!

○のマークは種が重かったもの。
△はそのつぎ。
▲と無印は軽かった種のマークです。

そういえば。
 

この苗をそだてている
スソさんの家のベランダには、
大量のサボテンがありますが、
彼らは息災ですか?
「なんか、ぎゅうぎゅうで可哀想
とおもうと鉢をわけてたら、
すごい数になった。」
と、スソさんはかつて話していました。
ミミケンは余計なことを言ってますか?





 
3日前
やったやった!
育ってるーー

但馬強力が一番元気がよい。
次はにこまる。
神丹穂がんばれ!

ちょっとひょろっとしているかなー
もうすぐ田んぼだよー
みんな、がんばれー!

ずいぶん育ちました。
 

一見すると猫草のようでございます。
稲。
野良猫にたべられてしまいそうですが、
やはり猫草ではないので安心。
それにしても、但馬強力は、
立派です。
名前も強そうなのでございますね。





 
さーて
快晴の空。

今日は早起きをして、私鉄を乗り継いで
5時間ぐらいかけて
各駅列車の旅をやってみました。

静岡駅に到着。
さあ、登呂遺跡行きのバスに乗りましょう。

なれた感じ。
 

スソさん、あっというまに
静岡に慣れた感がございますね。
登呂遺跡には22番のバスのようです。
ただ、バスにのるために
走るのだけはご勘弁いただきたい。
何度もいいますが、
アイホンとの接触により、
わたくしめ、砂に戻る危機が……。







 
着いた!
たった1ヶ月で葉っぱの繁り具合が違います。
どんぐりの葉っぱも青々としてる!
村の様子…人が多いですね。
にぎわっています。

拡大おねがいします。
 

村の様子は一見すると、
閑散としているのですが、
写真を拡大すると
人がちらほらいるのが
ご覧いただけます。
たてものが少々大きゅうございましてね。



 
昼ご飯
今日の昼ごはんは、駅弁です。
乗り換えた小田原駅で買ってきましたよ。
炊き込みごはんと鳥の唐揚げ。

もぐもぐ。
外で食べるのは美味しいね~。

おいしそう
 

スソさん、あいかわらずお弁当のチョイスが
お見事ですね。
ミミケン、素焼きなので
水分のあるものを食べると
あとで臭くなりそうなので、
この世にでてからは
霞をたべて生きながらえておりますので。
しかし、おいしそうです。





 
時間あり
1時の開始まで、あと30分ぐらい。
そうだった!
博物館を見ておこう!

登呂遺跡周辺の地形の移り変わりを
映像でチェック!?

登呂博物館。
 
スソさんが言っているのは、
「登呂博物館」のことでございますね。


 
ジオラマ
竪穴式住居と高床式の倉庫。

左奥のは、大きな建物で
よこで何かやっている人たちがいますねー

集会場とか?
祀りごとをする特別な館かな


 
コメについて
ほうー

弥生時代は、水田稲作と畑での稲作と
両方やっていたんですね。

水稲と陸稲。
 

いまみなさんがご存知なのは、
「水稲」。
田んぼでそだてる稲のことでございます。
田んぼには水がはってありますので
「水稲」でございます。
単に「稲」というと
「水稲」を指すこともあります。

「陸稲」は「りくとう」または「おかぼ」
と読みます。
水をはらない畑でそだてる
稲のことでございます。

日本は水の事情がよいので、
陸稲はほとんどございません。
あ、ただし、植物学的には、
「水稲」も「陸稲」も同一でございます。





 
石器
『剥片石器(はくへんせっき)
稲穂を摘み取るときに使った道具?』

はてなマーク付きです。

あれ?
石包丁はなかったのかな~

石包丁とは。
 

広く、中国〜日本まで普及している
石でできたナイフ状の道具。
手のひらサイズの薄い石で、
片側を鈍い刃のようにし、
まんなかあたりに穴をあけて
紐をとおして、
指に引っ掛けられるようにしてございます。

縄文時代晩期終末の遺跡から
たくさん出土します。
ちなみに、登呂遺跡は
弥生時代の後期の遺跡と
されているのでございます。
このことから、スソさんが
疑問を呈しているということでございますね。



 
収穫
今みたいに、根元から刈り取らず
穂首を摘むって感じだったんですね。

ほら、写真は石包丁使ってるし!






 
土器
うーん、
弥生土器って感じですねー。

おや? よく見ると
櫛文様みたいなのがついています。

左上から右下へ。
これは、このあたりの特徴なのかな~?

 
お好みは縄文。
 

スソさんのお好みは、
縄文にございますよ。
つるんとしたものよりも
あのワイルドなやつでございますよね。
櫛文様というのは、
櫛の歯でひっかいたような
模様のことでございます。
櫛の絵が描いてあるわけでは
ございません。





 
おおー

台付き土器です。
これでコメを煮炊きしたって、
この前聞いたんでした。

真っ黒ですね。

あら? 小さいのもある。
おひとりさま用?

いや、それはどうかな?

あ! 時間が!!!

 

苗のゆくえは??
 

さーて、持ってきたはずの苗は
どうなってる?
次回をお楽しみに!


 
2016-06-12-SUN
 
まえへ このコンテンツのトップへ つぎへ