6月上旬。 宿題を持って、いそいそと静岡の登呂遺跡へ。
さーて、私の苗はどうなる?
稲の芽は意外に小さいのです。 なんとなく、大きく育つので 大きいのかな、とおもってしまいますが、 稲の芽はひょろひょろっとしているので ございます。 もうしおくれました。 ワタクシは、スソさんのかばんの中から あれやこれやと解説(?)をする 土人形、ミミズク土偶の健太郎、 略してミミケンともうします。
この苗をそだてている スソさんの家のベランダには、 大量のサボテンがありますが、 彼らは息災ですか? 「なんか、ぎゅうぎゅうで可哀想 とおもうと鉢をわけてたら、 すごい数になった。」 と、スソさんはかつて話していました。 ミミケンは余計なことを言ってますか?
一見すると猫草のようでございます。 稲。 野良猫にたべられてしまいそうですが、 やはり猫草ではないので安心。 それにしても、但馬強力は、 立派です。 名前も強そうなのでございますね。
スソさん、あっというまに 静岡に慣れた感がございますね。 登呂遺跡には22番のバスのようです。 ただ、バスにのるために 走るのだけはご勘弁いただきたい。 何度もいいますが、 アイホンとの接触により、 わたくしめ、砂に戻る危機が……。
村の様子は一見すると、 閑散としているのですが、 写真を拡大すると 人がちらほらいるのが ご覧いただけます。 たてものが少々大きゅうございましてね。
スソさん、あいかわらずお弁当のチョイスが お見事ですね。 ミミケン、素焼きなので 水分のあるものを食べると あとで臭くなりそうなので、 この世にでてからは 霞をたべて生きながらえておりますので。 しかし、おいしそうです。
いまみなさんがご存知なのは、 「水稲」。 田んぼでそだてる稲のことでございます。 田んぼには水がはってありますので 「水稲」でございます。 単に「稲」というと 「水稲」を指すこともあります。 「陸稲」は「りくとう」または「おかぼ」 と読みます。 水をはらない畑でそだてる 稲のことでございます。 日本は水の事情がよいので、 陸稲はほとんどございません。 あ、ただし、植物学的には、 「水稲」も「陸稲」も同一でございます。
広く、中国〜日本まで普及している 石でできたナイフ状の道具。 手のひらサイズの薄い石で、 片側を鈍い刃のようにし、 まんなかあたりに穴をあけて 紐をとおして、 指に引っ掛けられるようにしてございます。 縄文時代晩期終末の遺跡から たくさん出土します。 ちなみに、登呂遺跡は 弥生時代の後期の遺跡と されているのでございます。 このことから、スソさんが 疑問を呈しているということでございますね。
スソさんのお好みは、 縄文にございますよ。 つるんとしたものよりも あのワイルドなやつでございますよね。 櫛文様というのは、 櫛の歯でひっかいたような 模様のことでございます。 櫛の絵が描いてあるわけでは ございません。
台付き土器です。 これでコメを煮炊きしたって、 この前聞いたんでした。 真っ黒ですね。 あら? 小さいのもある。 おひとりさま用? いや、それはどうかな? あ! 時間が!!!
さーて、持ってきたはずの苗は どうなってる? 次回をお楽しみに!