宿題の苗を持って集まった参加メンバーたち。
様々な容器に入った苗をテーブルに並べました。




 
我が子よー
元気いっぱいな子もいれば、
ひょろひょろで弱っちいー子もいます。
なんだか、幼稚園の入学式みたい!

それぞれが、ここまでに育てた
苦労話を披露しましたが、
「台所の三角コーナーで勝手に育った」
という話に一同びっくり!

放任でもOKだったのね……。
わたしの育て方は、かなり過保護だったのか~。

なにはともあれ、
育ってよかった。
 

どうも、こんにちは。
わたくしは、スソさんのかばんの中から
わいわい言うだけの土人形、
ミミズク土偶の健太郎、
通称ミミケンでございます。
今週もどうぞ、よろしくおねがいいたします。

それにしても、スソさんも苗を育てられて
よかったです。
宿題ができない小学生みたいな
みじめな気分を味合わないですみましたね!





 
さすが!
お米番長、長坂先生の登場!

ジャーン!!

私たちが失敗したときのために
ちゃんと「にこまる」の苗を
たくさん育ててくださっていたのでした。

念。
 

さすが先生ですね。
そして、育ちがすばらしいです。
ぎっしりはえていて怖いくらいでございますね。



 
外へ
長靴を履いて田んぼへ。

前回、田起こしして耕した田んぼには
うっすらと水が入っていました。

長坂先生、前回の復習!

「浅く3センチくらい耕すのが良い理由は、
好気性菌と嫌気性菌の棲みかを
壊さないようにするためです。
深く耕すことで分解前の有機物が
嫌気性菌エリアに入ると
上手く分解できず、
悪くすると腐敗したり
ガスを出したりする場合があるためです。

せっかくの好気性菌と
嫌気性菌の分解のバトンを渡す関係を
守るための配慮。
これを表層耕起といいます。
エヘン。」

今回もそれをふまえ
生えている草を(あえて雑草と呼ばず)
踏みつける程度にして表層を平に整えます。

好気性菌と嫌気性菌。
 

「好気性菌」とは生育に
酸素を必要とする菌のこと。
嫌気性は必要としないんですよ。







 
よーし!
あらら~

前回はあんなに大変だったのに
今回はラクチン~

水が入って土が柔らかいからでしょうか
あっという間にいい感じになりました。

田んぼ、生暖かくて気持ちいい~
もしかして、裸足のほうがよかったかもな~

裸足で田んぼ
 

ああ〜。よさそうですね。
なまあたたかい泥に足を埋める感じ。
ミミケンは、土人形ですが、
素焼きをしてあるので、
割れて粉々にならない限り、
泥の中でもなくなったりはしません。
(えっへん!)





 
田植え
それぞれに我が子の苗を植えました。

わたしの苗も、泥に埋没しそうですが
やっとのことで立っています!

こうして約20品種の苗が植えられました。

育て〜
 

ああ、スソさんの苗、
目をはなすとどこにあるか
わからなくなってしまいそうです。
でも、きっとだいじょうぶ。
秋においしいお米になりますように〜!



 
さなぶり?
わーい! メンバーの梅原さんが
マフィンを焼いてきて
皆にふるまってくださいました。

さらに長坂さんが
珈琲を淹れてくださったりして!!


こういう田植えのあとの会を
農家さんたちは
「さなぶり」というそうです。

無事に田植えを終えたお祝い会ってこと
かもしれませんね。

今回は、たった1反の5分の1、
1畝(せ)=0.01ヘクタール=約30坪
の広さを10数名でやりましたが
「は~~~疲れた」って、
まさにわれらは現代人です!

油断していたら、
長坂さんから宿題が出ました。
「なぜ稲の苗は、
水田に植えるのでしょうか?」って

えーーーーーっ!!

次回までにゆっくり考えましょう。

さなぶり
 

「さのぼり」「しろみて」とも
いうそうでございます。
ちなみに、田植えを開始する日は、
サオリ、サビラキだそうです。

ところで、先生からの宿題、
みなさんもいっしょに考えて、
次回に答えあわせをいたしましょう。
ミミケンもいろいろ調べてみます!



 
博物館へ!
疲れてはいますが、博物館へもどり続きを…

食べ物のコーナーへ

弥生時代の登呂の生活カレンダーだって。

家や土器を作って、
お米以外にもムギやアワやダイズを栽培したり
狩りしたり、山菜摂ったり
漁業もしたり…
結構やること多くて忙しい1年です!

勤勉なスソさん
 

ミミケンは思います。
登呂遺跡にはこのあとに何度も通うので、
今日は田植えでクタクタなので、
次にしてみてはどうでしょう?
ミミケンも、かばんのなかでゆられすぎて、
多少、かばん酔いをしています。







 
ほう~
桃とか瓢箪、クルミね。

貝汁に、イワシとか真鯛の塩焼き!
美味しそう~

あ! 桃!
 

わあ! 桃だ!
桃たべてたんですね。
登呂遺跡でも。
ミミケンも桃は大好物です。
……毎度いいますが、
水分が多いたべものは
素焼きには毒なので、
見るだけですけどね!









 
そのためには
摂るための道具を造らないとね。

網につけるおもりとか、
鎗につける尖った石とか、釣り針とかをね。

コツコツとね~
嫌いじゃない気がする、この地味な作業!

手仕事
 

スソさんの本業は
「帽子作家」でございますからね。
コツコツと手作業をするのは、
血が騒ぎますよね。





 
やや!
こちらには、なんかしゃらーっと…。

あ! 勾玉だ!

長細い勾玉ですね。
頭に丸みがないです。

こういう形が好みだったんですね。


閉館です。帰りましょう。
 

さて次はいよいよ田んぼの土で
台付き土器を造りますが
その前にひとりで古墳も見に行きますぞ!
お楽しみに!


 
2016-07-03-SUN
 
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