シティー旧市街地を歩いています。 テキスタイル美術館から南に降りてきたところに 市場らしき建物がありました。 入ってみましょう。
オラ! 当方、メキシコ産の どうぶつのぬいぐるみ ヤギのパンチョです。 いつもの「ミミズク土偶の健太郎」こと ミミケンと同様に、 スソさんのかばんの中からお送りしています。 ミミケンは粉々になってしまうので、 スソさんが走るのを極度に嫌いますが、 パンチョは、なかのワタがでるのが怖いので 尖ったものとの接触が恐ろしいので、 それはそれで走らないでほしいと思っています。
で、ですよ……。 スソさん、今日の更新には、 あの……あまり……その…… 古墳的要素が……ないです……よね。 まあいいか。 おおらかにいったほうが さまざまなことは楽しいですからね。オラ!
ああ、パンチョは おいしいものが大好き。 (食べられないから匂いだけだけど) あれもこれもおいしそうだと思います。 そしてメキシコの市場にある雑貨も 猛烈にかわいいものが多いと思います。 パンチョの知り合いは、 すごいかわいいといって、 市場で売っていたパレード用の 紙吹雪を買っていきました。 それは未だに使用されていないことも 知っています。
どの国の市場もそうですが、 あわせて食堂コーナーがあります。 そこは、市場に来る地元のひとが食べる場所なので、 本場のごはんが安くおいしく食べられるのです。 言葉がつうじなくても、 まあ食べるものだから大丈夫、 指差しをしつつ、日本語でどんどん喋る。 だって英語で話をしたって 通じない場合はまあ仕方が無いから、 自分の国のことばで喋るしかないですよ。 なんか、まあ通じますから。
そして、メキシコでごはんを食べるときの注意は、 量が多いことですよ。 レストランなんかの一人分は、 じゅうぶん日本での二人分はあります。 たのみすぎないようにね!
メキシコは人がいる場所には、 かならずこのような音楽と歌を奏でる おじさんが出現します。 マリアッチといいますよ。 楽団は結構な人数のことも 二人組のこともあります。 レストランでご飯をたべていると レストランが雇ったマリアッチさんたちが 演奏をしてくれます。 この市場は流しかもしれません。
メキシコの曲以外でも 世界的なヒットだったりすると 歌ってくれることもあります。 一緒に歌えとも言われます。 日本人には苦手な世界かもと パンチョは思ったりします。
ああ、パンチョが本格的に 役に立つ瞬間が来ました。 スソさんMoleですね。
メキシコで使うソース全般や ソースを使う料理のことを言うんです。 モーレにもたくさんの種類がありますが 一般的には、 「モーレ・ポブラーノ」という、 メキシコのプエブラ州の名前がついた ソースのことを言う場合が多いんです。
ざっくりいうと、 唐辛子と刻んだ玉ねぎとにんにくを油で炒め、 鶏肉の煮汁と挽いたナッツ、香辛料、 メキシコ産のチョコレート、塩、 焼いたアボカドの葉などをいれて ミキサーで粉砕してから 鍋で煮詰めたものです。
メキシコ産のチョコレートがはいるところが 最大のポイントかもしれませんね〜。 めでたいときにでてくる 料理だったりしますが、 パンチョはそんなに好きではありません。
スソさんが購入した 「紙の飾りパペルピカド」は 本当にメキシコらしくていいですよ。 薄手の紙が切り抜かれていて、 それを万国旗のようにつなげて 室内の飾りとして使うものです。 「死者の日」が近くなると、 モチーフが骸骨になりますが、 季節季節でモチーフが いろいろと変化します。 パンチョをモデルにしてくれないかな、 と、たまに思います。
いまは既製品も多くある、 ということなのですが、 田舎の市場に行くと、 お店番をしながら、 おばちゃんが切り抜いているところも 見かけるんですよ。 手作りの素朴なパペルピカドも 味わいがあります。
「ペロ」はスペイン語で犬のこと。 パンチョはヤギなので「カブラ」です。
パンチョはビビリなので もうホテルに戻りたいです。 カバンのなかで足踏みをしてしまいます。
スソさんは、 まったく、まったく! ビビリではないので、 古墳などを見学にいくときも ずんずん行ってしまうので、 日本にいるときも ミミケンはきっと肝を冷やしていると パンチョは確信しています。
なにせ「死者の日」ですから。 おもにみなさん骸骨です。 ん! ここで、やっぱり古墳部です。 だって、死者だもの。 古墳はお墓だもの。 これで大義名分は!
一家で仮装をしているなんて なんて……うらやましいんだ! 「ほぼ日」にも仮装が大好きな ひなこさんという方がいますが、 きっとこの図はうらやましいに違いないです。
さて、スソさんは無事に ホテルまで帰り着きましたとさ。 次回は二日目の様子をお伝えします。
パンチョも楽しみです。