2007.09.21
京都ロフトの巨大ほぼ日手帳ものがたり。〜前編〜

昨年、巨大ほぼ日手帳が出現した京都ロフトで 今年も「大きな」プロジェクトが動いている。
そんな一報が入ってから約3ヶ月。

試行錯誤を重ねられた結果、 ついに京都ロフトに 「巨大ほぼ日手帳2008」がお目見えしました。

本日と明日は 京都ロフトの現場で働く方々の声をもとに 「巨大ほぼ日手帳2008」ができるまでを 2回にわたってレポートさせていただきます!

巨大ほぼ日手帳2008ができるまで。
<京都ロフト販売課 細井潤治さんより>


巨大ほぼ日手帳2008の企画は6月5日 (ほぼ日9周年の前日)にスタートしました。
2007年の手ごたえが冷めないうちに スタートを切ることが私の意思でした。

ロフトでのほぼ日手帳の販売総数は年々、 ほぼ倍・倍・倍で推移しています。
2005年と比較しても 2007年は5倍に急成長したわけです。

当然、巨大ほぼ日手帳も2008年は 2007年を超えるモノでなければなりません。


昨年、京都ロフトの手帳売り場に登場した 巨大ほぼ日手帳2007です。

2007年の黄色い巨大ほぼ日手帳を吊った後に、 お客様の反応を毎日観察していました。

・携帯で写真を撮ってメールで友人に送るお客様が多数。
・第一声が「なにコレ!」
 それから「あ〜〜〜手帳よ!」
・「これ、開かないのかしら?」
以上が代表的なリアクションでした。

自分自身がほぼ日手帳のユーザーとして二年が経ち、 毎日欠かさず手帳に書き込みしていると、 手帳本体の中身、 つまり紙のフォーマットのほうが カバーよりも愛着が沸いてきていることに気づきました。

それで、2008年版の京都ロフトのシンボルとなるものとして 製作するものとして、以下の決心をしたのです。

・今年は手帳を開くこと。
・サイズは昨年の1.5倍  (2倍にしたかったのですがが、   空間的な制約がありました)
・紙面の露出が大きいので  額縁になるカバーは濃いピンクで締める。
・4階のインテリアフロア昇りエスカレータ下から見て、  巨大ほぼ日手帳が完璧に視認できること。

そこで、スッゴク頼りになる ロフト西日本販促担当(現在は梅田ロフト販促)の虎田さん。
ほぼ日フリークの京都ロフト販促担当寒川と、 ほぼ日さんと毎週メールでのヤリトリがはじまったのでした。

この巨大ほぼ日手帳2008は SPRING版の手帳の販売が終了するまで、 約9ヶ月間、京都ロフトの文具フロアの 文字どうり【看板娘】になるのです。

完成までには幾つかの変更点も発生しました。
当初、見開きの巨大ほぼ日手帳には、 ほぼ日手帳の機能説明を 紙面に番号をふりながら紹介してゆくものでした。


巨大ほぼ日手帳2008、最初のデザイン案です。
  しかし、文字が多すぎてスッキリしないのです。
そこで、修正する方向性として、 まずは看板としてのシンボリックな機能を優先しました。

2008年に新しいデザインになったほぼ日のボールペンを バタフライホルダーに付け加え、 説明の文字をいっさい省き、 見開きのタイトル【ほぼ日手帳2008】は 糸井重里さんに手書き文字で書いていただく。
などなど‥‥という新しい案を加えていったのでした。


京都ロフトの熱意に引っ張られて‥‥ <ロフト西日本販促担当の虎田さんより>


私は西日本地区のロフトの販売促進を担当しているので、 京都ロフトの細井さんから第一報がはいったときは、 「えぇ?もう、ほぼ日ですか?」という気持ちでした。
と、言いますのも、 そのころはまだ夏に行うイベントの企画してる 真っ最中だったのです。

結構早い段階から考えられてたので、びっくりでした。
彼の頭の中には1年中「ほぼ日」があるんだ〜、 とその時に改めて思いました。
その熱い思いはもちろん伝わって来ますので こちらも真剣に取り組みます。

制作をする現場の方に 今回の計画をお願いをしたときの反応は 「1.5倍? ビミョー!」
2倍ならわかりやすいんですが 1.5倍という注文が微妙でわかり辛かったようです。
でも売り場で吊った時のバランスなども考えて 制作にとりかかってもらいました。
(手帳を開いて見せる為バランスをとるのが難しいです)
手帳のカラーは スタッフの人気投票で決まったのが「チェリー」という事で、 できる限り見本に近い見本に近い生地探しを依頼しました。

細かいところですが、 ボールペンも実物のものをもとに、 拡大してつくっています。
昨年は、はじめての試みということもありましたが、 ロゴの入れ方や差したときのバランス、色づかいなど かなり苦労をして作ったのでした。
経験もある分、今年のものほうが進化しています。

実際に制作をするデザイナーさんもオブジェ作家さんも みんな楽しみながら作ってくれてる感じでした。
途中経過の写真など 「どう?なかなかかわいいでしょう?」
なんてコメントと共に報告がくるんですよ。



製作途中の巨大ほぼ日手帳2008です。
そして最後に手帳のページに入っている 「ほぼ日手帳2008」というタイトル。
これもデザインをどうするか、 ヒトモンチャクあったんですが、 最後に細井さんが、 糸井さんに直筆サインを頼んで貰ってしまった というところがすごい!
それもお風呂入りながら思いついた!
というのでびっくりでした!
この入れ方のバランスもたいへんでした。
出張先で細井さんをつかまえ、 メールで送られて来た最終デザインのデータを いろんな大きさにプリントして貼りつけて決めました。
微妙にアナログですね‥‥(笑)

「京都の看板娘」に刺激され梅田でも 現在5レンジャーならぬ9レンジャーを制作中です。
関西のロフトで、ほぼ日手帳は まだまだ盛り上がっていきます!

いかがでしょうか。
すでに巨大ほぼ日手帳2008は 京都ロフトの5Fで看板娘として働いています。

明日はこの手帳ができあがって、 設置されるまでの様子を たっぷりの写真でお届けしますが、 早く現物を見てみたい! という方は、 今すぐにでもどうぞ!

そこまで、せっかちでない方でも、 この看板娘は春まで働き続けますので カバーも、中身も、ボールペンも!
ぜひじっくりとご覧になってくださいね。

京都ロフト
〒604-8041 京都市中京区河原町通蛸薬師西入ル裏寺町595 営業時間:平日 午前11時〜午後9時


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