ライフ・イズ・マジック

人生はマジックだ、なんて言い方そのものが怪しいでしょ。
ひょっとしたら、マジックってのは、
宗教の種かもしれないし、驚きの商品化かもしれないし、
人類最古の情報産業だったりもして。

軽い笑いもとれるし、ちょっと好かれたり嫌われたり、
ひとつの国をまるごとだまし取るようなこともできる。
いま、マジックを考えたり感じたりするのは、
なんだかとても大事な気がするんですよ。

おおげさな紹介はよしましょう。
マジック・ナポレオンズのパルト小石さんです。どうぞ!

ナポレオンズのHPは
http://www.tvland.co.jp/napoleons/
e-mail:napoleons@tvland.co.jp

新・ナポレオンズ小石の無菌室日記2

< そっちですか? >

新型コロナ・ウイルス検査で陽性になった人が、

「料理の味がしなくなり、
 コーヒーの香りも感じられなくなった」
と言っているらしい。

そういえば私も、病院食のサラダが
美味しく感じられない。
味がない、香りもしない。

看護師さんに訴えると、

「病院食ですからね、薄味なんですよ」

< どっちが、いい? >

掃除のおばちゃん(72歳くらいか)が
床を拭きながら、

「小石さんは最近、髪が抜けないみたいだね」

「うん、その代わり
 体中に発疹が出て痒いよ。
 副作用って抜けるか痒いか、どっちかみたい」

「でも、お隣さんは
 髪は抜けるは体中痒いは、
 とっても大変みたいよ」

なにごともないって、意外と難しいもんだね。

< ひと皮むけた? >

「とにかく、手をしっかり洗ってくださいね」

看護師さんが何度も念押し。

朝から晩まで、何度も手を洗う。
すると、指の指紋が消えてツルツルに。

すると、スマホの指紋認証ができなくなった。
いつも暗証番号を入れないと
スマホが使えない。

それに、カード・マジックの
基礎テクニックができなくなった。

カード・マジックはめったにやらないから
困らないけどさ。

< クスッと笑えるサゲも欲しい >

病院の先生のお話。

「患者さんに診断結果、症状を伝える場合、
 いきなり告げるなんてダメ。
 やっぱり、落語のように
 本題に入る前の前フリ、
 マクラが必要なんでしょうね」




明るく軽く親切なのに。
 ほんの少し悲しみの味がするのだ。
 マジックというのが、もともとそういう
 素性のものなのだろうか。ー
        糸井重里(帯コピーより)

「神様の愛したマジシャン」
著者:小石至誠
価格:1,365 円(税込)
発行:徳間書店
ISBN-13: 978-4198625429
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『ナポリニコフの魔術学校
 (カードマジック編)』

定価 3,150円(税込)
*前田知洋さんがゲストです!



<単行本の紹介>


「ライフ・イズ・マジック
 種ありの人生と、種なしの人生と」

定価 1,050円(税込)

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